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2008/03/14

◆3月も月半ばだが、日経平均株価の月足陰線がどんどん長くなっている。連日で昨年来安値を更新し、05年8月10日以来の安値となった。終値で26週移動平均線とのマイナスかい離幅は24.5%まで拡大。米国発の住宅バブル崩壊―金融システム不安が一段と膨らみつつある。週明け日のFOMC(米連邦公開市場委員会)後の利下げを見越して、今週のドルはひとり負け。1ドル=100円を割り込んだ。トヨタ(7203)は北米での減産報道が伝えられ、日立(6501)は週末の相場が終った後に今08年3月期純損益が黒字予想から700億円の赤字見通しに減額修正すると発表した。この日、アジア15市場星取表はインドなどが反発し5勝10敗となったが、日本など東アジア5市場はそろって続落した。ドルのひとり負けが続きNY原油の110ドル台乗せとNY金の1000ドル台乗せ示現への違和感が広がっているうえ、中国がインフレ抑制に向け金融を引き締める懸念が強まったからだ。■来週3月第3週、FOMC後の利下げ幅0.5%までは織り込み済みであり、新鮮な好材料が登場しない限り、短期的な急反発シーンはあっても長続きはしないと見ておいたほうが良いと思う。いずれにしても、売り方優位の相場からの逆転には、「実施する芽はない」とするブッシュ大統領が、乾坤一擲、サブプライム問題の一発逆転を狙った公的資金の投入、信用不安の芽摘み踏み切るしかないと覚悟する必要があるようだ。

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◆エプソン(6724)は、1月の上場来安値1997円から今月約5割高の3060円まで上昇した。が、週足では52週線が、月足では24カ月線が上値の重しとなっている。これを突破することは、暴風雨のような現在の市場では難しそうだ。が、ここから改めてウォッチングを開始したい。◆戸田工業(4100)は、1月に326円まで売られ97年12月以来11年超ぶり安値を記録した。が、安値圏ながら今週は週足大陽線となり、400円を越える場面があった。「オサイフケータイ」のアンテナ増感部品を手掛けるなど少し話題を提供し始めた。400円前後でのモミ合いから下値が切り上がるパターンとなった場合は拾っていきたい。

◆04年秋に上場した後、長期下降トレンドが続いてきたのはシコー技研(6667・マザ)。だが、1月23日に13万1000円の上場来安値を付け、2月中旬から反発途上にある。同社の主力商品は携帯電話向け振動モーターだが、狙いのポイントは、携帯電話市場で主要取引先であるソニーエリクソンが世界シェアを拡大しており、エリクソン以外にも相手先を拡大していること。そして、同社の業績回復が鮮明していること。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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