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2008/11/05

◆5日、オバマ氏が圧勝で米新大統領と決まり、議会では上下両院とも民主党が勝利した。株式市場では、4日投票日にはNYダウが3.28%、305ドルの大幅反騰となったが、初の黒人指導者が決定した5日は、寄り付き直後から利益確定売りに下げ幅を拡大しての推移となり、486ドルの大幅反落となった。円はドルに対し一時98円台前半と円高ドル安が進行あいた。ブッシュ現大統領への失望を背景に、人気を得ての出発だが、<最初の100日間で何をどうなすかが問われる。夢が絶望に変わりやすいように、新大統領への「期待が失望に変わる」のも簡単だ。まず、国務長官、国防長官、財務長官に誰を起用するかが注目される>。最大のリスクは、テロにあうこと。

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◆ブッシュ大統領は就任間もない2001年9月に「米同時テロ」を受け、タリバンの拠点であるアフガンを空爆。03年には単独でイラク戦争に突入、最初の1カ月ほどは勝利で酔ったものの、今に至るもイラクに軍を駐留させざるを得ない泥沼と化し、アフガンでは敵とするタリバンが復活。国内では自らが掲げた住宅政策が頓挫、住宅バブルと金融証券化のないまぜに世界を米国発の金融危機、経済危機に落としいれた。環境問題では、選挙戦当時から反環境の立場で、結局、環境対応に遅れたガソリン食いの自動車は日欧に遅れをとり、GM、フォードとも危機を迎えている。そして、ウォール街は沈み、世界株式市場は大きな痛手を受けた。

◆4日のアジア・太平洋15市場星取表は10勝4敗1停止。なかでも日本市場はTOPIXが6%超とトップの値上がり率となり、日経平均株価も4.46%、406円の続騰となった。日経平均は10月28日バブル後最安値6994円から5日高値で終値9521円まで36.1%の「あっぱれ反発」ぶりである。注目していた25日移動平均線とのプラスかい離率は3.29%となり、10月最初の反発となった10月15日の戻り高値9601円に迫っている。円安も後押しし、買い戻しやリバウンド狙いの買いも流入。これまでは株式投資に無関心だった新たな個人投資家の大量出現も注目された。「よく下げたものはよく上がる」というが、時価総額トップのトヨタ自(7203)が10月28日安値2860円、03年6月以来5年半ぶり安値から当日を含む6日間で4250円まで1400円弱の大幅反騰。25日線を突破し75日線に迫る勢いだ。

◆もっとも、10月の恐慌的な下げの反動高であり、金融危機、経済危機が去ったわけでもない。世界の実体経済が病み、企業業績も厳しいことに変わりはなく、新たな相場への始まりは「二番底」もしくは「逆三尊底」の確認が不可欠と見ている。

◆5日に上場来高値30.9万円にあと2000円と迫ったのはセブン銀(8410・ジャス)。30万円台固めからもう一段上に挑戦する分岐点にたった。上放れ後つきたい。●31日の追跡・注目話題株では、リソー教育(4714)が10月安値1280円から5日はストップ高の3980円、1年ぶり高値に続騰。●ショーボンドHD(1414)は9月22日以来の1800円台回復。9月1日のHD化以来の最高値1935円突破から一段高が期待される。●プリマハム(2281)は200円に急接近でいったん利益確定売りもよし!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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