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2011/07/28

◆27日、欧州で債務問題がぶり返され、米国では債務上限問題が進展しないまま期日が週明け火曜日に迫っているうえ、米連銀ベージュブック(経済報告)や耐久財受注など経済指標から米景気減速感が強まったとの見方が広がり、欧州株が急反落し、米株は3日続落した。なかでも、NYダウは4日連続安で19日の直近安値を7ドル下回った。細かな話になるが、NYダウは7月7日に戻り高値1万2753ドルをつけた。その後、19日に1万2296ドルまで下げ、21日には1万2751ドルまで浮上した。しかし、7日の高値を2ドルだが更新できないまま、27日に19日の安値を割り込んでしまった。このことは、28日にNYダウが続落となれば、2日を期限とする米債務上限問題が土壇場で何らかの合意が成立しなければ、相場は厳しい状況に陥ることになることを示唆したといえる。そして、自力走行不能の日本丸にとっても、厳しい状況が続くことになる。「買いは遅く」で臨みたい。

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◆サイバー(4751)がこの日引け後に発表した今2011年9月期第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比26%増の886億円、営業利益は54%増の108億円と大幅増収増益で着地した。ただ、株価は、前場に30.6万円の5年半ぶり高値を付けた後、利益確定売りが広がり下げに転じた。同社は、期待を裏切り今期予想を据え置いた。ここは、内外投資環境悪もあって、一気に上放れるのではなくいったん売りが先行することも、先行き相場を考えれば良いと見るべきだ。発表によれば、第3四半期の売上高は通期予想の80.5%に達し、営業利益は98%にあたる達成率となった。外国為替証拠金取引のFX事業は前年同期比6.2%減収、33%営業減益だったが、Ameba関連事業は6月ページビュー(PV)数が前年同月比72%増の252.2億PV、会員数は66%増の1645万人と大幅に増加した。売上高は前年同期比98%増の142億円、営業利益は4倍増の40億円と大幅拡大した。メディア事業の営業利益は47%増の21億円、ネット広告代理事業は29%増収、60%増益・・。突っ込み場面があれば「買い」で臨みたい。ファナック(6954)とナブテスコ(6268)、そして、調整色を強めていることから、突っ込み待ちでウォッチングとしているハーモニック(6324)、浜松ホトニクス(6965)やウェザニュズ(4825)などコア事業で特色を持つ企業もその「時」を待ちたい。

◆また、業績面やテクニカル面で苦戦が続くものの、途上国の結核撲滅に向け国連機関との迅速検査キット発売が来年春にも予定される栄研化(4549)、大塚HD(4578)も乱世のなかでウォッチングを続けたい。そして、日マクドナルド(2702)はどこまで52週線が下値を支えるのか、少々割り込んでも決定的な下げにつながらない限り、引き続きウォッチングを続けよう。●また、当欄定番銘柄のメッセージ(2400)もいったん、利益確定売りが出ても良い高値圏にあるが、26、52週線沿いの上昇基調が止まない限り突っ込みは「買い」としたい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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