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2012/06/01

◆6月相場がスタートした。が、この日も南欧と米国から届いた経済関連ニュースに荒っぽい船出となった。週末の東京株式市場で、日経平均は前日比102円安の8440円と3日続落し、1月17日以来4カ月半ぶりの安値引けとなった。年初来高値1万255円を付けた翌週から9週連続安し8500円割れ。6月17日のギリシャ再選挙日までは新たな買いも売りも控えるべきとの声が聞こえてくるのは当然だ。欧州金融不安の拡大が続くなか、米国、中国の景気減速を示す経済統計発表が相次いだのだからリスクを回避する売りが広がった。30日の欧州市場では円が対ユーロで2000年12月以来11年半ぶり高値を付け、NY円は1ドル=78円21銭と2月15日以来3カ月半ぶりの高値をつけた。欧米での円高の流れから東京外為市場でも円は対ドルで78円台央へ3日続伸し、対ユーロでは96円台後半に5日続伸した。

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◆「先のことなど、分からない・・」というのはいつだっておなじだ。しかし、極端に投資意欲がなえている今から、株価の下げっぷりをウォッチングし続けることはやはり大事だ。ただし、日本の株式市場で売買シェアの3分の2強を握っているのは海外勢だ。いかに共通項を見出し、じっくり手間ひまかけて付き合うかが肝心だが・・。

◆当欄では、内需関連の一角から銘柄をピックアップすることに変わりはないが。大きくたわんだ輸出関連銘柄からピックアップすべくなおチェックを続けたい。●きょうも日マクドナルド(2702)はわずか3円だが2290円と7日続伸し、5月11日戻り高値2306円、4月18日に付けた05年6月以来高値2313円を射程圏内に捉え、一歩づつ迫っている。郊外大型店舗の拡充や小型不採算店舗閉鎖、そして、直営展開からフランチャイズ化を進める改革途上であることが魅力的だ。株価は08年秋のリーマン・ショック後、あきれるほどのスローペースながら上値を追い続けていることも良い。PER19倍台と伸び代が小さくなっているが、来週末発表予定の5月度月次売上高に注目したい。●直近で新たにウォッチング銘柄としたセブン&アイ(3382)も4月に年初来高値2485円を付けた後、上値が重い展開となっている。75日移動平均線などに支えられる格好で下げ渋っているとはいえ、上値、下値とも切り下がっており、25日線を回復しない時間が長くなると下ブレリスクが高まってゆく。この6月相場をどう乗り切るか失速してしまうか、なおウォッチングを続けよう。こちらは、セブンイレ主導の企業力アップが期待材料だ。●介護付き有料老人ホーム運営のメッセージ(2400)も介護付き高齢者専用賃貸住宅に期待して昨年にかけピックアップした銘柄だ。26週、52週線を割り込んできたのが懸念材料だが、もっと長期の足を見る12カ月線あるいは24カ月線沿いの上昇基調がなお続くか?この2つの線を割り込み下落基調に転じてしまうか?しばらくウォッチングを継続しよう。あと、●大塚HD(4578)は2500円手前のゾーンが上値ネックラインだが、下値は75日移動平均線や13週線、一段下には26週線が控えている。上場来、日が浅く独自相場に発展したことはない。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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