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2008/01/10

◆「前日後半の強い動き、米国株の急騰」に膨らんだこの日の相場への期待感は、反落寄り付きそして直後の一段安であっけなくはじけ飛んだ。東証1部時価総額上位30銘柄中で上げたのはわずか4銘柄、出来高上位30社では5銘柄にすぎなかった。アジア・太平洋15市場の星取表もまた2勝11敗2休場と散々な結果となった。上げたのは世界の動きと隔絶されている中国やフィリピン。日経平均株価は210円強の急反落。米証券大手が「米経済の年内景気後退局面入りの見方を示し、日本の景気についても景気後退の確率が高まっていると指摘した」と一部で伝えられたことから、売りが広がったという。米国景気の後退はこれまでも多くに著名人により紹介されおり新しい話ではない。これまで皆がみな懸念してきたことであり、それが現実化したといっても株価には織り込み済みといえる。それでも下げるということは、まだ、株価に十分織り込んでいないということかあるいは新たななにかが表面化するかだ。米サブプライムローン問題はバブルに酔った結果であり、問題化することは当時からわかっていたことだ。80年代後半の日本の土地バブルが崩壊した後とそっくりの状況が出現したに過ぎない。

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◆クレディ・スイス証券は8日付で「2008年アウトルック・ジャパン」を発表。なかで、不動産セクターに関し、「米英など海外投資家が自国の不動産市況下落の埋め合わせのため、かつて取得した日本の不動産を売却する局面で、日本の投資家が買いに向かうことができれば、不動産価格の下落は軽微にとどまる」と指摘。そして、「外国人投資家が日本の不動産を売却し、それを国内の投資家が買い戻したとき初めて、バブル崩壊後の最終処理が終焉する」という。不動産業界の2008年は厳しい年となり、多くの淘汰再編が加速する結果になるとしている。ならば、三井不(8801)、地所(8802)など不動産株の底値はまだ見えないということか。

◆団塊世代の定年時代を迎えゴルフ回帰が期待でき、加えて、女子ゴルフ人気に遅れをとっていた男子ゴルフ界に、16歳最年少のプロゴルファー石川遼が誕生したことで男子ゴルフの人気復活が期待される。前号紹介のPGGIH(2466)は、この日11万円台をつけた。引けにかけ上げ幅を縮小したため200日線回復はならなかったが、突っ込み場面は拾いたい。●同じく前号紹介のダイワボウ(3107)は高寄り後、急反落。寄り付きに人為的な動きがあったとすれば、いったん下値を試す動きが予想されるが・・?●薄膜型太陽電池製造装置への期待が高まるアルバック(6728)は、上場来高値圏の5300円台目前で反落する悪いクセをこの日も出し、4900円台まで下げてしまった。7月の「環境サミット」といわれる洞爺湖サミットを控え、再生可能な自然エネルギーを利用する太陽電池関連の値がさ株化候補として中期強気しよう。

◆12月の携帯電話契約件数が発表されたNTTドコモ(9437)は引き続き3位に止まったが、11月比で大幅に増加した。携帯電話向け閲覧ソフトが稼ぎ頭のACCESS(4813・マザ)を関連銘柄としてここから注目したい。75日移動平均線に下支えされた9月の上場来安値からの新たな動きが大成するかウォッチング開始。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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