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2005/11/10

◆セクター間で強弱感が対立している。が、全般相場はあの45億株の余韻の中にあり「強い」。きょうは値下がり銘柄が883、一方、値上がり銘柄数は698となりTOPIXは3日続落した。しかし、値がさハイテク株の寄与度が高い平均株価は4日ぶりに年初来高値を更新した。午後2時に発表された9月の機械受注統計で、投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額が前月比10.0%減と市場予想を下回ったことが嫌気され平均株価はその瞬間1万4000円を割り込んだ。が、結局、引けにかけ上値を取りに走った。TOPIXが続落したのは、銀行や保険、証券、ノンバンク株、不動産、建設など内需関連株が下げたことの反映であり、平均株価が続伸したのは、電機、精密機器、情報・通信などこれまで相場で不人気セクターだったIT関連株とも言うべきグループが人気化したからだ。鉄鋼株は朝こそはあったものの前日水準で終った。

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◆日興シティーグループは銀行株を強気継続したが、■三菱UFJ証券ストラテジストはきょう付けで<「脱デフレ=株高」に疑問、銀行株を「弱気」に>とのレポートを発表し、不動産のウェートを落とす一方、消去法からだとしながらも、情報・通信株を「強気」に引き上げた。また、<本欄が足元調整は当然だが中長期強気は不変とみる自動車関連株>に対しては、米国需要が懸念されるが、エネルギー価格の低下や円安から「強気」の引下げは見送ったという。■また、ゴールドマン・サックス証券では9日、損害保険セクターのカバレッジを「強気」から「中立」に引下げ、■JPモルガン証券では8日付けで「民生用エレクトロニクス」のセクタースタンスを、条件は揃ったとし「中立」から「強気」に引き上げている。そして、各技術担当チームの判断は、総合電機が「弱気」、精密は「中立」、半導体製造装置「中立」、電子部品「中立」となっており、個別で「オーバーウエイト」(強気)は、松下(6752)、シャープ(6753)、カシオ(6952)と当たり前の銘柄となっている。■なお、本欄ではきのう付けで、エレクトロニクス株で注目すべきは、TDK(6762)、日立国際(6756)、浜松ホト(6965)、安川電(6506)、島津製(7701)とし、引き続きソニー(6758)の動向をチェックとしている。■また、本欄は、中期相場の物色の主役は依然内需セクターだとみている。また、調整さえ終ればアナリストのPER評価が低い自動車関連株とあわせて注目していく。また、マザーズ市場が出来高、売買代金が増加に転じれば(きょうの指数の伸びと売買代金の増加に、あす以降の好転への期待がかかる)、バイオベンチャー株や携帯電話やブロードバンド、ユビキタス関連株を攻めたい。◎セイサ(6372・大2)が、10月7日以来1カ月ぶりに300円台を回復した。調整十分のここからの高値挑戦に期待したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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