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2011/09/14

◆日経平均は前日比97円安の8518円と反落し12日の年初来安値を更新。2009年4月29日以来2年4カ月半ぶりの安値となった。13日の欧米市場では、14日のギリシャ債務問題に関するギリシャ、ドイツ、フランス首脳による電話会談や16−17日の欧州財務相会合を控え、欧州債務不安は強く米景気先行き不透明感も消えない状況だったが、フランスの銀行資金調達懸念が後退したといい株式市場は揃って上昇した。この流れを受けて、東京市場でも朝方は買いが先行した。しかし、欧州3国電話会談でギリシャ支援が決定するかには不透明感が残り債務不安は燻った。円は高止まりし、円高への警戒感は強かった。日経平均は前場引け前に下げに転じ、後場は一段安の展開となった。精密機器、機械、電気、自動車など輸出関連主力株から幅広く売られ、金融関連も下落。日経平均は14時半過ぎにわずかながら8500円を割り込む場面があり。TOPIX業種別株価指数は全33業種中29業種が下げた。■ギリシャ債務不安の解消の鍵は、ギリシャ国内政策とドイツの政策動向にかかっている。ドイツが市場の期待に沿う方向に動けば、いったん、急騰シーンがあっても不思議はない。その時、どこまで上値を付けにいくかによって、その後の、各国市場の方向は変わる?

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◆この日、キヤノン(7751)が3290円を付け3月15日から踏みとどまってきた3300円台をわずかに割り込み、年初来安値を更新した。キヤノンはTOPIXコア30指数を構成する日本を代表する企業だ。ソニー(6758)、パナソニック(6752)やトヨタ(7203)、コマツ(6301)などコア30を構成する輸出関連代表銘柄が8〜9月に相次ぎ年初来安値を更新するなど、世界同時株安直前の7月高値から20%を超える大幅下げとなるなか、同社株は前週末時点では11%強の下げにとどまっていた。14日付け日経新聞電子版では、「超円高がキヤノンの収益を圧迫している。1ドル=77円、1ユーロ=105円という現在の為替水準が続いた場合、2011年10−12月期だけで200億円以上の新たな減益要因が発生する可能性が高い」と報じた。しかし、同時に、「2つの強み」を考慮すれば、下ブレ懸念は意外と小さいかもしれないとも記した。強みとは合理化と主力製品の販売好調がそれだという。そして、今期小幅減益予想の営業利益は増益に転じてもおかしくないと記した。もちろん、昨年12月戻り高値4335円から右肩下がりで、3月安値を割り込んでしまったテクニカル面は厳しい。そして、コア30銘柄=海外投資家がポートフォリオの中核とする日本株とすれば、なお、厳しい?ここからの日本株相場で先導役となるか、それとも反面教師となるか?羅針盤銘柄として、相場の行方を見るためにもここからウォッチングしていこう。同社株が昨年7月安値や09年11月安値をあっさり割り込むようでは、コア30=日本株の沈没の可能性あり?か。●前号で記した交換レンズのタムロン(7740)は年初来高値を更新したが上ヒゲ陰線足で終了。間の悪いことに外資系証券が14日付けで目標株価を2320円に引上げたことが買い材料視されたという。逆に、調整色を強めることになるか。●途上国の結核撲滅に向け国連機関と共同で治療薬開発を進める大塚HD(4578)のグループで当欄注目の栄研化(4549)はまたまた上値関門にさしかかった。ここでの動向に注目したい。  

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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