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2007/02/05

◆きょう夕方の帰りにはマフラーを外し、コートの前を開けて歩いた。暖かい!福島県裏磐梯・グランデコスキー場は、筆者がスキーをちょっぴりだがすべるようにしてくれたところ。雪は例年よりもすくなかったが、いまは積雪170センチとある。今シーズンは、雪不足で厳しい状況のスキー場は多いという。世界各国の温暖化現象が連日報じられるようになった。「人間活動の結果」というのが定説。筆者が小・中学生時代に聞いた世界の推計人口は31億人(1960年)だった。それが、きょう、「世界の人口」と打ち込んで検索すると、65億7034万人(米国勢調査局、国連統計データから推計)という答えが返ってきた。たった47年間、ほぼ半世紀で倍超である。1分間に150人、1日に20万人純増という。既に、あちこちで散発的に暖冬化現象が現れているが、今後頻度がドンドン増えるのか?環境破壊・破綻の先にあるものはなに?■ちなみに、地球上の水の総量は14兆トンといわれ、それ以上増えも減りもせず変わらない。そのうち海水が96.5%を占め、地下水が1.7%、氷雪は1.74%(1.56%は南極が占め、グリーンランドが0.17%だ)。湖・沼沢・河川あわせて何%だと思う?0.014%だとさ。そして、淡水は地球上で2.53%あるだけだそうな。既に、水はビジネスになっている。石油以上に高販価の国や地域がある。中東での日本の技術を使った海水淡水化は良く知られた例である。

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◆さて、G7を前に円安一服感が広がったうえ、「日産自動車(7201)逆ゴーンショック」安に高値警戒感が広がったこと、加えて、利上げ観測の後退から都銀、地銀株とも急落し、日経平均は200円超の大幅下落となった。■デンソー(6902)が4日続落した。1日の上場来高値4930円から4600円まで下げ75日線に急接近する場面もあった。2日発表の06年10〜12月期業績悪化が嫌気された。が、これは一過性。環境規制強化の流れのなか本欄は、「中期成長期待株」として引き続き強気したい。来期は営業増益見通しだ。次の目先下値ポイントは1月10日安値4530円、中期下値ポイントは昨年11月安値の4280円となる。

◆前号紹介の「含み資産株」は先駆した不動産株の高値警戒感の広がりを背景に、一息ついた格好になった。中期買い推奨の岡谷鋼機(7485・名)など株式含み益株も1800円割れと反落した。●自動車用アルミダイカスト部品で2位のアーレスティ(5852・東2)が一時3800円まで買われ昨年9月1日の上場来高値にあと20円と迫った。自動車による環境規制強化に、自動車メーカーは車の軽量化=低燃費化に注力しており、同社の貢献度は大だ。来3月期にかけ連続最高益更新見通しで、来期実質予想PERは16倍台に低下する。強気したい。■日化成(4007)が大幅続伸した。三菱系の低位好材料好業績見直し銘柄として人気化、値上がり率ベスト10入り。ディーゼル車向け高品位尿素水を増産中だが、リチウムイオン二次電池向け電極材料を開発しており、押し目、押し目を拾いたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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