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2005/11/07

◆平均株価が1万4000円台を維持した。TOPIXは一時1500ポイントを付けたが、これは2000年10月以来1年1カ月ぶりのことだ。業種別値上がり率トップとなったのは鉱業株、国際石開(1604)と帝石(1601)が2006年4月に持ち株会社を設立し、経営統合すると発表したことから、業績拡大を期待した買いが入った。つれて、資源がらみで足元収益が拡大している商社株も好人気となった。なかで、大きく下げたのが石油・石炭株。UBS証券が新日石(5001)の投資判断を「中立」から「弱気」に引き下げたことが嫌気されたものだが、同証券はレポートで、「原油高の一巡による在庫調整評価影響の縮小、石油・石油製品の需給及び市況の悪化が懸念される状況になった」としており、新日石1社の下げにとどまらなかった。たしかにNY原油先物価格は8月にハリケーン「カトリーナ」がニューオリンズを襲いメキシコ湾岸が悲鳴を上げたその時、熱気を帯びた買いが殺到し70ドル台の高値をつけた。しかし、その後は熱気をカトリーナが運び去ったように上値が切り下がる展開が続いている。UBSの見解が根付くかどうかはこの冬の北米大陸に異常寒波が到来するかにかかっている。

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◆デフレ脱却への期待感は強く、不動産株や銀行株の好人気が続いている。東京建物(8804)が14年7カ月ぶりに4ケタ回復を果たし、東急不(8815)は90年7月以来の4ケタにあと15円と迫る場面があった。東急不など以前のちっぽけな目標株価はことごとく突破しており、調整期局面がないことから逆に手を出しにくい状況となっている。4ケタ乗せとなればいったん目標達成感が生まれ、調整局面を迎える可能性がある。◎ここで注目したいのは、そんな不動産セクターにあって、10月中旬から50万円処でチャートが煮詰まっている日エスコン(8892・ジャス)だ。京阪神地区でマンション分譲を手掛けており不動産再生事業が好調だ。今12月期は前期の業績急拡大の反動減となるが、減益幅は小さく、来期続伸見通しからもみあい上放れは近いとみる。

◆みずほFG(8411)が最高値圏で頑強だ。また、みずほ信託(8404)はネット経由の目先資金の買いを集め4億株の出来高はきょうの1部市場トップであり、大幅高となった。みずほイン証も元気でみずほグループが元気だが、07年10月日本郵政スタートを前にみずほグループが銀行では一番近いところにあるとし、「郵政民営化関連企業」として注目するとの見方もあった。◎ちなみに、局のネット形成ではNTTデータ(9613)を同関連株として注目する声もある。業績も底打ちから反転が期待される。押し目を拾いたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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