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2008/07/23

◆米金融不安の後退、NY原油の急落を背景に、これまで売り込まれてきた世界株式のゆり戻し相場が続いている。NY原油先物価格は7月11日に1バレル=147.27ドルの史上最高値をつけた後、急落。22日には高値から20ドル以上の下げとなっている。シカゴ穀物市場では最後まで高値追ってきた大豆が7月3日高値から17%以上の下げとなっている。世界の投機資金の流れが資源・穀物市場から株式市場に移ってきたのだ。ただし、<住宅価格が底入れ>確認までは「米金融不安の後退」は願望の範囲内か?■そう、前回、3月17日には1ドル=95.77円と米ドルは対円(対ユーロも)で売り込まれ、NY金先物価格が1014.6ドルの過去最高値つけたが、その後下げに転じた。そして、「金融不安による過度の下げすぎに対するゆり戻し相場」が、米市場では5月2日(NYダウ)、もしくは19日(SP500種指数、ナスダック総合指数)まで続いた。

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◆米金融当局の金融不安に対する姿勢は3月と比較して明らかに違った。銀行・証券はサブプライムローンのみならずプライムローンまで含んだ「証券化商品」によるケタ違いの損失を計上。当局は、公的資金投入の意志を明確化したのだ。■もっとも、「金融不安」が「後退する」程度で終らず、「不安が解消されるか」どうかは不明。<住宅価格の底入れ>が確認される必要があるからだ。もっとも、株式市場は、悲観人気の裏返しで、「最悪事態は免れた」と感じたときから上げに転じる。3月の場合、米株式市場はから2カ月前後の反騰相場があったが、今回は、どうか。NY原油、金相場の天井打ちが確認されれば、サマーラリーが想定される。当欄では、7月15日にNYダウが底入れ、反転し、その前に原油が下げに転じたことを受け、3月に続く、ゆり戻し相場が期待できるとみる。

◆当欄はこれまで、<不人気の好業績・割安・好チャートの小型株>をメインに紹介してきた。この路線は当然、継続する。が、目先は、指数先物主導の相場。売り方の買い戻し、リバウンド狙いの買いが先行しよう。民事再生法の適用申請が相次いだ不動産セクター、銀行・証券など金融セクターが既に走っている。■さて、「洞爺湖サミット」は日本に指導力のかけらもないことを見せ付けられ、失望のうちに終了した。が、「脱炭素化社会」に向けた世界の太陽光発電拡大競争の激化、燃料電池車開発競争の激化は新たなビジネスチャンスとなることは確認された。●原発用圧力容器で世界シェアトップの日製鋼(5631)は、6月6日高値銘柄だが、7月の下げでも上昇基調を継続しており、信用需給も貸借倍率1.5倍と上々。7月30日引け後に4〜6月期業績発表予定で、強気継続。●燃料電池車関連株では、新神戸電(6934)、GSユアサ(6674)とも13週移動平均線に下支えられた上昇基調を維持しており、古河電池(6937)とともに上値を試す動きが続こう。

◆古河電工(5801)が52週移動平均線を上抜き、チャートがさらに好転。6月24日の年初来高値519円抜けから一段高が期待できよう。主力株買いの動きも後押ししてくれそうだ。8月上旬には75日移動平均線が200日線を上抜くゴールデンクロスを示現し、上昇基調入りが一段と鮮明化する!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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