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2014/05/01

◆5月相場最初の日、日経平均は前日比181円02銭高の1万4485円13銭と大幅続伸した。もっとも、後場も円が対ドルで反発展開が続いたことから1万4500円台を前に伸び悩みはしたが・・。前日のNYダウは米FOMC(公開市場委員会)の結果を受け続伸し昨年12月31日に記録した過去最高値を更新した。東京市場では決算発表が続くなか、好決算発表銘柄への物色意欲が旺盛となっており、ほぼこの日の高値圏での大引けとなった。後は、3週間連続で長期移動平均線を割り込んでしまっている状況からの早い時間帯での脱出が願われる!■もっとも、この日も出来高は3日ぶり20億株台割れと上値追いが続くほどの買いエネルギーは見られない・・。それでも、1部市場全体の値上がり銘柄数は83%にあたる1506と4月16日以来の高水準。連休明けとなる来週7日以降は決算発表が本格化することから、市場に買いエネルギーが満ちる!それとも、明日も好決算発表銘柄から物色意欲が強まる展開か?この日発表の中国4月製造業PMIは50.4と50を維持も想定よりも弱いとの見方だったものの、アジア株式市場は中国をはじめ揃って休場・・、東京市場は企業決算に目を向けた格好で順調推移となった。

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◆TOPIX業種別株価指数は全33業種中32業種が上昇、食品セクター1業種が反落したのみ。値上がり率上位は、株式市場好転期待の証券・商品先物が4.7%の5日ぶり大幅反発で1位、「自社株買い」を発表した野村(8604)が6%超の大幅高!2位その他金融、5位保険、6位不動産、8位銀行と金融・不動産セクターが並んだ。4位に入ったのは海運で3.05%の3日ぶり急反発。大手海運は昼時間に決算を発表、郵船(9101)、商船三井(9104)の決算が好調だった。郵船は前期配当を1株1円増配し今期も5円配を継続、商船三井は今期1円増配の6円とする方針・・としたことから、低位株でもあり個人投資家買いを誘った。●プリマハム(2281)は3円高の228円と2月安値177円を基点とした下値切り上げが続く。既に、日足ベースでは、75日線が200日線をクリア済みであり、26週線が長期相場示唆の52週線クリアも5月中の示現が見えてきた。短期線>中期線>長期線と昨年秋頃以来の「順」のパターン復帰で、機関投資家も投資基準にほぼ到達のここから「買い」で攻めやすくなる?決算発表の12日が待ち遠しい。会社側にぜひ例年通り今15年3月期経常減益予想を発表していただき、株価は急反落、調整期間入りしてもらいたいものだ。それとも、投資家はこれまでの同社の発表ぶりを学習して、決算発表を斜め読みし売らなくなる?●カジノIR関連からは、12日後場中の決算発表予定にあるグローリー(6457)に注目。12年6月安値からの中・長期線沿いの上昇基調にあり、前14年3月期は24%経常増益。そして、今3月期は18%増の200億円予想(会社四季報春号)であり、1株益予想182円から予想PERは22倍台→15倍台に下がる!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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