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2011/09/07

◆古ベンツが10年目に動くのをやめた。来日して2年目の85年末に免許を取得した妻が最初に日産の中古車に乗り始めて、26年間で5台目の車だ。2台目で妻の友人から請うた流線型が気に入ったスバル「アルシオーネ」は80年代後半のバブル期に、筆者は助手席に座し、もっぱら、都内から東京湾ウォーターフロントの工場群、空き地調査に多用した。90年代に入りバブルははじけたが、3台目で初めて新車を購入したのは小ベンツ190E。少しくらいぶつけても相手の車が痛む安全車だよ、と物騒なことをいいつつ妻の慎重な運転は変わらなかった。90年代末に妻が焼肉レストランを始めた後、2台目ベンツを食材運搬やドライブに乗り回し、2000年台に入って3台目でワゴンを購入。これも、忙しくなるばかりの食材運搬に用い、また、キャンプ道具や旅行カバンなどを積み込み愛用してきた。10年代に入り、だましだまし乗ってきたが、この夏についに息切れ。ここからは、車を持たない生活が始まる?妻の親戚や友人が来日した時、我々夫婦が旅行に出かけるならレンタカーや電車・新幹線で十分。もっとも、手に荷物は持ちたくない妻が、荷物を抱えて電車やバスを乗り降りする図は想像しにくいが・・。

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◆7日の日経平均は前日比172円高の8763円と4日ぶりに急反発。6日のNYダウが3日続落するなど米株は続落したものの、引けにかけて下げ幅を縮小する展開となったうえ、円が対ドルで4日ぶりに反落し、対ユーロでは7日ぶりに反落に転じたこと、そして、アジア株も揃って大幅高したことから、朝方から買い戻しなどが広がったのだ。■前号では、「懸念は、直近まで高値圏にあった内需株。直近の当欄銘柄の多くは内需株だ」とし、小幅プラスや少々の損で済むレベルならば、いったん、売却するべきかと記した。実際、この日のTOPIX33業種中値上がりは28あり、値下り5業種は内需株であり、値上がり率下位にも内需株は並んだ。が、●当欄の代表的注目株であるメッセージ(2400)は一時28万円台を回復する場面があった。東日本大震災直後の大暴落日3月15日があった週を除き、26週移動平均線を割り込むことはなく、08年10月のリーマンショック時安値5.9万円を基点とした26、52週線沿いの上昇基調にある。先々週の安値時も26週線の手前で下げ止まった。「28万円前後でいったん利益確定売りもよし、そして手持ち株が残れば、26週線や52週線を割り込むまで持続も良し」に切り替えたい。●また、直近で紹介し始めたばかりで前日はいったん売却すべきかと記したシップHD(3360)はきのう1800円割れを見たが、きょうは分割落ち後初めて1900円台をつけた。特異な事業展開に伴う2ケタ増収、利益2ケタ成長は、ウェザニュズ(4825)同様に市場でもっと評価されてよい。

◆データーセンター不足がいわれるなか、7日に11年7月期決算を発表したデータセンター運営のビットアイル(3811)の8日は、買い気配からのスターととなりそうだ。前7月期連結経常利益は前の期比62%増の17億円と連続大幅増益で着地した。続く今12年7月期は前期比33%増の23億円予想だ。国内のITアウトソーシングサービス市場の拡大が業績を後押ししており、人気株の仲間入りが期待される。こちらも、26週線割れを拾っていくチャートを描いてきた。ここからさらなる中期相場に期待しよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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