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2006/05/16

◆15日の国際商品市況の大幅安というショックな売り要因が飛び込んできた。が、朝方は住友鉱(5713)など金・非鉄関連株やプラント、商社など石油関連株などに売りが先行したが、10時過ぎまでは平均株価はプラス圏で推移していた。が、午後2時頃に為替市場で1ドル=109円台へ円高ドル安に転じるとともに、電機、自動車など輸出関連セクターの下げが急となった。平均株価は6日続落。TOPIX業種別株価指数は33業種すべて下げた。きょうアジア主要株式市場で高かったのはインド、フィリピン、スリランカの3市場のみ。香港、韓国、台湾、中国、ベトナムなど5月に過去最高値もしくは1年来高値を付けた市場も反落している。日本だけが安いわけではない。もちろん、日本固有の下げの理由、例えば、ゼロ金利解除・金利上昇、今3月期企業業績予想の集計で企業が慎重予想をしていることなどがあるが、例えば、ドル安に関しては韓国は日本よりも先に高ドル安の洗礼をあびた。韓国株は1月のライブドアショックに伴う東証売買停止措置時から3月下旬頃まで調整した後、上げに転じ、5月11日に総合株価指数が上場来高値を付けたばかりだ!

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◆ついこの間まで、「ゼロ金利の日本円を買い、米国債券市場でころがし、国際商品市況に投資するなど世界のマーケットで投資資金が駆け巡るパターン」があったという。しかし、2月9日、福井日銀総裁が金利正常化に向けて積極的な発言したあと、3月5日に日銀は量的金融緩和を解除。長期金利は1.5%から2%台にゾーンアップした。そして、4月のG7では各国が為替調整をあきらめ、IMFに為替をゆだねた。「最後の投機的なカネが5月に入っても市場を走りまわった。そして、15日高値波乱した」。15日の国際商品市況の波乱が16日以降の市況をどうつき動かすのか注目したい。

◆平均株価はきょう一目均衡表で「雲」と呼ばれる抵抗帯の下限を割り込んだまま終った。75日線割れは2日目となった。ただ、騰落レシオは70%台まで下げており、買いを示唆する60%台は目前だ。こういったテクニカルだけで判断が可能かどうかははっきりしないのは、世界的な投資資金が株式を含めた各種マーケットに流入・移動し続けているため。非鉄・貴金属や石油などのマーケットにまた舞い戻る可能性だってある。

◆本欄で、これまで紹介してきた市場体温計銘柄から各種注目株まで大きく下げている。直近では紹介銘柄を絞ってきたがそれでも下げはきつい。思惑外れの材料株はともかく、中長期注目とした銘柄群は全般の方向性が決まったあとも、注目株とすることは不変。なかでも◎2〜3年がかりの注目株、半導体商社のイノテック(9880)や資源開発がらみの大手商社株、なかでも本欄では丸紅(8002)、◎来るべき渋谷再開発への準備を整えつつある東急(9005)とそのグループ、金利上昇と増配企業が相次いでいる時代性を背景に収益が伸びている岡谷鋼機(7485・名)などの底打ちを待って拾っていきたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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