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2011/09/09

◆日経平均は前日比55円安の8737円と3日ぶりに反落。8日の欧州株は続伸したものの米国株は反落。世界経済減速懸念に加え円が1ユーロ=107円台と3月半ば以来半年ぶり円高水準となったことから、機械、電気機器、自動車など輸出関連が売られた。そして、資源株も景気敏感関連として急落。内需関連が上昇し、TOPIX業種別株価指数は上昇16業種、下落17業種とほぼ均衡したが及ばなかった。

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◆前号で記したように8日は、バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長講演とオバマ大統領の米議会での雇用・景気対策演説が注目されていた。しかし、市場は落胆した。8日はまず、欧州中央銀行(ECB)トリシェ総裁の発言が市場に失望を呼び、欧州株は概ね堅調だったが、ユーロが急落した。「ユーロ圏の経済は下ブレリスクに直面している」と述べ、ECBは今年、来年の成長率予想を下方修正し、インフレリスクは8月よりも後退しているとした。そして、アメリカでは、バーナンキ議長は、市場をはぐらかす格好で、追加の景気刺激策に触れず、具体策を示さなかった。そして、20〜21日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加刺激策を検討し、実施する用意ありとした。来週1週間は、景気浮揚に向けた追加刺激策がどういうものになるのか待つことになる・・?また、8日のオバマ米大統領の議会演説では社会インフラ整備と減税による雇用創出を提案した。そして、東京市場は、経済開発機構(OECD)が8日に米国の11年7−9月期、10−12月期成長率を下方修正し、欧州、日本の10−12月期を減速見通しだとしたことも嫌気した。

◆この日、TOPIX値下り率トップは機械で2.8%の続急落だった。設備投資関連トップのファナック(6954)は2日から下げが急となっていたが、きょうは880円(7.6%)の大幅続落で終った。一時東日本大震災後の大暴落日だった3月15日の年初来安値1万610円にあと30円に迫る場面もあった。前週までは52週線を挟んだ動きだったが、今週の大幅陰線で底割れ。ここからは、戻り売りに転じたことは否めない。●つれて、当欄注目としていたナブテスコ(6268)は8月第3週に一気に52週移動平均線を割り込んだ。前週の戻り場面では52週線が逆に上値関門となり跳ね返され、きょう年初来安値を更新・・。8月1日戻り高値から、52週線を大きく割り込んだ時点で相場は下げに転じた。当欄はチェックしないまま見過ごしてしまった。無残としかいいようがない・・。これもまた、52週線に接近場面は「戻り売り」となる。といっても、米景気対策の具体化まで待てるか?52週線接近は夢か。その前に、処分売りすべきであろう。

◆7日付け初登場のビットアイル(3811)はこの日も続伸し分割落ち後初の16万円台乗せ。なお、中期相場に期待しつつ、13週線、26週線までの押し目があれば拾っていくべきか、ウォッチングしよう。●8月22日登場のシップHD(3360)は3日連続で高値更新。昨年10月の株式分割落ち後の高値更新が続く。2000円前後が次の節目となるか?●メッセージ(2400)は7日付けで対応を2つに方向付けたが、28万1900円は週末終値としては株式分割落ち後最高値だ。8月高値28万9500円突破なるか、失速してしまうか見極めよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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