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2009/07/29

◆日経平均は25円高の1万113円と反発。28日の米国市場では、NYダウ、SP500種指数は4日ぶりに小反落したが、ハイテク株の多いナスダック総合指数が小幅続伸と高値圏でまちまちの動き。NY為替は対円で下げるも対ユーロ高となり商品市況は急落した。日経平均は朝安で始まり、日経先物から切り返し、後場には上期収益予想を減額修正した新日鉄(5401)が一転下げに転じるなど決算発表を一喜一憂した動きも広がった。28日の米国では、5月S&Pケースシラー住宅価格指数が2006年7月以降で初めて前月比プラスとなり、朝方のNYダウを牽引したものの、7月の消費者信頼感指数が予想を大幅に下回り売りが広がるなど強弱が対立。その割に、高値圏で強い動きが続いているといえる。一方、29日のアジア市場では、中国、香港、インドなど日本以外の主要国がそろって急落・反落しており、東京市場の強ばりが目立った。

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◆明日30日引け後に4−6月期決算発表予定のソフトバンク(9984)が急伸。一時2040円まで上げ6月11日の年初来高値を更新。昨年8月13日以来ほぼ1年ぶり2000円台回復場面もあった。業績発表後の株高を期待した買いが先行した。株価は、昨年10月に上場来安値636円を付けた後、二段上げで6月に付けた高値をきょう突破したことから、7月15日の直近安値時に75日移動平均線で下げ渋って反騰してきたここは、2000円台相場時代に一歩前進したといえる。明日の決算発表後には、決算説明会が開かれる。ようやく、移動体通信事業を中心とした収益改善が鮮明化してきた同社が、次にどう展開していくのか注目される。

◆28日に決算を発表した同社傘下のヤフー(4689)は3万3200円までみて1月14日以来の高値を付けた後、2150円高の3万3100円引けとなった。こちらも、テクニカル面が好転している。3月12日に2万2430円の分割落ち後安値を付けた後、上昇基調に転じ、7月17日まで200日線を挟んだ調整を続けた後、200日線へのプラスかい離を拡大。上昇基調入りが鮮明化してきた。今10年3月期第1四半期(09年4−6月期)連結営業利益が前年同期比4.1%増の342億6300万円と増益を確保。売上減となった広告事業でもコスト削減を徹底することで利益を確保するなど、増収増益を達成したことがしたことが好感された。

◆トピー工(7231)は新日鉄が筆頭株主だが、ここ数年、まったく株式投資の圏外にあった。もちろん、業績は厳しい。ただ、全般相場の上昇の後を追うように、同社株も2月24日に付けた126円を基点に7月8日には230円まで買われた。昨年リーマンショック安で急落した10月6日以来の水準だ。そして、一息付いた後、28日に、「新日鉄グループの企業と橋梁事業を統合することで最終合意した」と発表したことが材料視され、一時12円高の224円まで買われた。新日鉄との一段の親密化からなにが生まれてくるかの思惑が、株価のじり高を継続させる?来年以降を見据えてチェックをしていきたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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