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2008/06/20

◆20日の世界株式市場は大きく揺らいだ。東京市場は改めて下値を探る展開に転じ、前日暴落の中国は反発したもののインドが10カ月ぶり安値圏に下落するなど、アジア・太平洋15市場星取表は4勝11敗となった。旧西欧16市場は全敗し、米国市場も急反落で終った。これまで、何故、日本株だけが堅調?と不思議がられたが、相場を牽引してきた「環境関連株」が総崩れとなってはもんどりうって倒れるしかない!?景気後退懸念とインフレ懸念にバブル化した株価では、投機資金は逃げるしかない?

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◆週明け6月第4週は、金融リスクと環境関連株バブル?がはじけたことを背景に下値を探る動きか。タイムテーブルでは、国内では、延長された臨時国会が終了し、27日(金)5月の鉱工業生産指数発表。米国では、24日(火)に4月の住宅価格指数発表、24〜25日にはFOMC開催、27日に6月のM大消費者信頼感指数改定値発表があり、29〜30日に(銀行)BIS年次総会がスイスで開かれる。「米住宅価格の下落が止まらない」ことが金融機関のバランスシート回復を困難にさせ、サブプライム住宅ローンにかかる追加損失は膨らむ。そして金融システム不安が再び高まり、インフレ懸念と合成され、株式市場を揺さぶる悪循環だ。おまけに、米国景気後退懸念とドル安に加え、中国、インド市場はインフレ・利上げ懸念。今や、2大新興国市場は機能不全に陥った。

◆週明けは、「買いは遅く」が基本か。もっとも、これまで、市場人気に乗れず「蚊帳の外」にあった、<人気薄、好業績・割安株>の<底練り株、好チャート株>は買いチャンスとなる・・。

◆オリエンタル酵母工(2891・東2)が、1.2万株と相変わらずの薄商いだが、620円の年初来高値に買われ反発。上値を追う好チャートとなっている!まず、打診買いしたい。当欄がはじめて酵母工を紹介したのは昨年10月19日号のこと。日経平均が今年3月安値に向け転がり落ち始めた週末だった。当時、政府系ファンドが注目されていた頃であり、日本企業も標的となると指摘している。同日記事では、{・・となれば、日本企業のウリは、やはり、「技術」。新投資基準(ものさし)として注目指標がある。NPO法人のJPRAが提唱しているVIPs指数<VIPs(1株当り特許技術投資価値)による企業の特許技術評価手法>だ。例えば、酵母工は「国内外で多くの特許を出願。食品や酵母菌を基にがん検査薬などの開発に取り組んでいる。VIPs指数は186円と試算、1株当り前期末純資産を加えれば1000円近いという判断もできる」という。公表される特許関連情報から、企業の隠された技術市場性を判断した指数であり、中東、ロシア、アジア諸国などが注目している}としている。結局、同社株は今年3月までに3度の500円とび台を試す動きと不振を極め、当欄も見るだけで終った。が、この手法はロシアアカデミーなどで評価されたという。同社株は、前週、13週移動平均線が26週線を上抜くゴールデンクロスを示現し、今週末終値は26週線を上抜いた。4月の安値前後で出来高を増やしており、どこかに拾われた形跡ありと思うのは筆者のみか。650〜670円水準には短期上値の節目があるが、今週後半、薬品・バイオ株の一角がディフェンシブストックとして買われており、見直し買いが続く可能性もある。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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