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2007/12/11

◆11日、アジア14市場星取表は11勝3敗で、主要市場は揃って上昇した。続いて開いた欧州市場は反落したが、米国市場は2時過ぎまでプラスで推移していた。しかし、日本市場だけではなく、世界市場が見守っていた米FOMC(米連邦市場公開委員会)後に発表された声明の内容、いや、利下げ幅の発表に失望が広がった。今回は事前に0.25%の下げとの見方が広がっており、結果は、その通りになったはずだが、「0.25%は、景気後退回避には不十分」との見方から、直近1カ月で最大の下げ(NYダウ平均は294ドル)となった。ドルもまた売られ、1ドル=110.5円に迫る水準となった。

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◆11日、東京市場は、米FOMC直前ながら、三菱UFJFG(8306)が続伸し、三井住友FG(8316)も4日続伸し、有機ELテレビでライバル視されていた東芝(6502)が大型有機ELテレビ開発を断念したと報じられたことも重なりソニー(6758)が上昇し半導体、電子部品株など買われ、反発。日経平均株価は約1カ月ぶりに1万6000円台を回復した。が、12日は、米国株大幅安・円高、前日の1万6000円台回復もあって、急反落スタートとなりそうだ。これで、下げ幅を縮小して終るか、上げに転じて終るようだと、日本株もまんざら捨てたものではないが・・。

◆日本で、米国で消費不振のなか家電量販店の淘汰、業界再編が進んでいる。また、ドラッグストア業界と調剤薬局業界もまた両業界間を含めた再編の動きが急だ。つれて、人気株も登場している。全般不透明感が強まるなかでは、先駆株には利益確定売りが出るものの、再編絡み株は引き続き注目されることになろう。■米国では日本の西友(8268)再生にてこずっている安売りスーパーのウォルマートが家電業界の再編の中心にあるが、日本では、業界ガリバーのヤマダ電機(9831)が核。ヤマダ電株も昨年4月以来の1万4000円台回復が目前となっているが、ビッグカメラ(3048・ジャス)上新電(8173)、ラオックス(8202・東2)が、この日年初来高値を付け、北関東地盤のケーズHD(8282)は10月年初来安値から急反騰、3640円の年初来高値を更新する勢いだ。連合体ともいうべきエディオン(2730)も着実に下値を切り上げており、上値をうかがう構え。家電量販店には来年の北京五輪特需期待も後押しする。■また、ドラッグ・調剤薬局業界では、大手ドラッグストアのCFSコーポレーション(8229)と調剤薬局大手のアインファーマシーズ(9627・JQ)が経営統合を目指す。しかし、CFSの筆頭株主であるイオングループ<ツルハHD(3391)>がこれを阻止すべく動くなど、ドラッグストア業界もまた調剤薬局業界をまじえた再編の動きが急だ。売上高3455億円でドラッグストア最大手のマツキヨHD(3088)が好人気となり、愛知県地盤で3位のスギ薬局(7649)、5位で東京のサンドラッグ(9989)、大阪のセガミメディ(2797・ジャス)と東京のセイジョー(7429)連合、兵庫のアライドハーツ(3062・ジャス)、そして業界下位で福岡の●コスモス薬品(3349)も底値圏から這い出し今月は200日線を回復、押し目を買う格好になってきた。

◆東芝テック(6588)が96年4月以来11年8カ月ぶりの800円台回復となった。ボックス上放れの好業績・割安株として中期強気で臨みたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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