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2005/02/15

◆「個人投資家や海外投資家の買い意欲は強い。とはいえ、平均株価は1万1600円台まで上昇している上、あすの04年10〜12月期GDP(国内総生産)速報値の発表を控えて利益確定売りが出たため、後場の相場はこう着状態。小幅値動きで終わった」(中堅証券情報部)。平均株価は3日続伸となったが、市場体温計の銀行株が反落しTOPIXは6日ぶりに反落。なかで、きのうに増して厳しい下げとなったのは、目先資金が1、2部市場に流れたマザーズ市場。ここ人気化していた2部市場も利益確定売りが先行し6日ぶりの下げとなったが、マザーズ市場の下げっぷりのよさは気になる。昨年11月安値から今年1月高値まで46%ほど上昇したが、従来の値上がり率から見て上げ足りず、上昇余地を残した格好となっている。日柄調整が長引くのか、どこかで値幅調整を終え再び上昇基調に復帰することになるのか、もう少し動きを見たい。

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◆きょうも鉄鋼、海運株は堅調だった。両業種とも素材系といえるが、商社も同様だ。本欄では引き続き専門商社に注目しているが、数量商いではやはり総合商社だ。鉄鋼、金属、資源、エネルギー部門がリードし丸紅(8002)を除き今3月期連結経常利益は過去最高更新見通しで、来期も続伸予想にある。PERは12〜14倍台がずらり、修正高の余地は大だ。しかも、揃って右肩上がりの好チャート!丸紅はきのう昨年4月高値328円を更新、伊藤忠(8001)はきのう同526円にあと1円まで肉薄。三井物産(8031)もきのう同1021円にあと11円。住友商事(8053)は同972円に30円と迫った。資源に強いとのイメージが強かった三菱商事(8058)は昨年10月に更新済みで今年の大発会の1330円が現在昨年来高値であり、きのうはあと3円と迫っていた。そろって、上値ネックライン突破し急騰劇を見せるか注目。その時には専門商社も追随買いされよう。■IP電話・ICカード関連で注目の田村大興(6675)が急騰し1月24日の昨年来高値640円に顔合わせして引けた。10日に発表した3Q累計業績は堅調であり上値関門突破から買い乗せしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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