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2011/06/15

◆日経平均は前日比26円高の9574円と小幅ながら続伸した。14日の欧州ではギリシャなど南欧も含んだ株高だったうえ、米国では、5月小売売上高が前月比0.2%減少したものの、「市場予想ほど悪くはなかったと良いとこ取り」?し、中国5月工業生産が予想を上回ったこともあって水準訂正高を狙った買いにNYダウは100ドルを超えて上昇し1万2000ドル台を3営業日ぶりに回復した。この流れを受け、前日ストップ高した東電(9501)が買い気配を切り上げる好発進で、ジリジリ結局連日でストップ高したことも後押しし、代替エネルギー関連株をはじめとした材料株が好人気となり、輸出関連セクターも続伸した。■NYダウは5月のリーマンショック後高値1万2876ドルから13日には1万1917ドルまで959ドル(8.2%)下落、26週移動平均線を割り込んでいる。もっとも、長期相場を示唆する200日線1万1634ドルや50週線1万1505ドルにはまだ余裕がある。ただ、昨年11月のFOMC(公開市場委員会)で発表された「QE2(第2次量的緩和政策)」効果は、米国及び中国をはじめとした新興国の景気減速で曲がり角を迎えている。もちろん、各国株式相場や商品相場は直近高値から大幅に下げており、前日のように、市場予想よりは悪くなかったといって買いあがるだけの幅を得ている。また、投資家にも余裕がみられる。NYダウ6週連続安に対するリバウンド相場が期待されてもよい。

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◆しかし、日本は別の足環につながれたままで身動きがとれない。東日本大震災からの復興計画は震災から3カ月過ぎた今もないに等しく、福島第1原発の処理は一向にはかどらない。夏場の電力不足への懸念に、全国で代替えエネルギーの手当てがないまま原発の運転が来春にかけて止まっていく・・。日経平均は海外からのサポートがあっても、9800円の手前にある52週線前後が通常の戻り限界と考えられる。これを突破するには相当なサプライズが必要だろう。当欄が嘆き節をうなった時が底値ならいいのだが・・。

◆東電株は、隣家の主人が、高配当だからという理由で定年退職後ずっと保有。孫のお祝いごとや正月・夏休み休暇で子供一家が遊びに来た時にいろいろな出費に当てることができたのに・・と嘆いていたが、推定買値は2000円台だが、配当は生きている間は期待できないうえ、株価は9日に148円では、返す言葉もなかった。

◆当欄注目で介護付き老人ホーム運営のメッセージ(2400)が26週にあと2000円強と迫ったところできょう急反発した。ただ、出来高は多くなくリバウンドの域を脱していない。直近での会社発表はない。今週発売の会社四季報夏号の今12年3月期予想連結経常利益は会社発表の従来の線前期比11%増の66億円をなぞったもの。ここは、6月第1週の高値波乱が26週線まで15%弱下げたことで収まるか、全体相場との兼ね合いでもう一段下の52週線22.1万円までの調整となるか今しばらく見極めたい。●マクドナルド(2702)も5月31日高値2117円からきょうは2050円まで下落。09年来下値サポートラインとなってきた52週線2029円に急接近。ここでの様子を窺いたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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