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2008/05/21

◆テレビの画面には、ドバイの"油上の楼閣"の建設が映し出されている。まるで原油価格が永遠に上がり続けるかのように、富を求めるヒト達が集まってくる。NY原油先物市場では、連日で過去最高を更新しており、商いの中心である6月限は20日に1バレル=129ドル台の最高値を付けた。サウジなど産油国は、「原油高は投機的な動きによるもの」だとし、需給の逼迫が原因ではない、との認識であり、増産を図る動きにはない。

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◆米国は<サブプライムローン問題が解決し、景気が浮上中>というわけではない。が、株式市場では、サブプライム問題懸念のゆり戻しの動きが続き、NYダウは3月安値から5月高値まで(終値ベースで)11%上昇し、日経平均株価は(ザラバ値ベースで)その倍23%上昇した。日本株の上昇率が高いのは米国株の昨年高値から今年3月安値までの下落率が17%だったのに対し、日本株は35%と倍超の値下がり率だったため。「よく下げたものは、よく上げる」といわれるとおりだ。■当初悲観人気の中で始まった前3月期決算・今3月期業績予想の発表は、松下、ソニー NTT・・など予想以上の好調見通し組が登場するなど株価はを押し上げた。が、それも一巡。悲観人気の裏返しのゆり戻しは終わりを告げ、次の相場を目指し、踊り場形成に入った?■当欄紹介銘柄でなんとかうまくいったのは、3月26日に悲観人気の中で新規上場、公開価格割れの140円初値となったTAIYO(6252・東2)だ。当初から、「太陽電池事業参入期待」の低PER銘柄として紹介してきたが、5月21日には235円まで買われた。4月中旬から5月中旬まで160円をはさみモミ合ったことが、上昇エンジンとなった?短期的には上場来安値の倍256円が最大目標値?

◆多くの銘柄が3月安値以降の水準訂正相場を終えたか終えつつあるなか、日経平均の調整入りとなれば、銘柄選択が微妙になるところだ。注目のひとつは、松下(6752)、ソニー(6758)、NTT(9432)など想定以上の好業績予想を発表し、株価がカイ気配で大きく上放れた主力株が、もう一段上の相場に向かって上放れるかどうかであろう。上放れることができれば、全般相場も新たな上値を目指し進撃開始となるから!

◆それまでは、環境絡みなどテーマ株、信用取組など需給好転銘柄、好チャート銘柄に注目すべきか。もっとも、環境関連株については、「原発向け圧力容器などで世界シェアトップの日製鋼(5631)は、洞爺湖サミットの目玉銘柄であり、サミット開催前の6月前後に天井打ち」とみていたが、さて・・。●分割落ち後の高値更新が続くのは、わが故郷愛媛(松山市)に工場を有す太陽電池製造装置メーカーのエヌピーシー(6255・マザ)であろう。高PERではあるが、高成長率がカバーし、上値追いの展開が期待できる。

◆サンケン電(6707)が21日、704円まで買われ年初来高値715円に迫った。今09年3月期連結経常利益は前期比79%増見通しと前期の厳しい決算から一転、好業績見通しにある。予想連結1株利益39.8円に対しPER17倍台には割安感が強い。昨年9月以降、600円をはさんだ安値圏での小幅往来が続いてきたが、5月に入り200日移動平均線を回復し、なべ底チャートとなっていることもあって、ここから一段上を目指し「強気の買い」で臨みたい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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