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2005/11/11

◆強い、というしかない相場が続いている。物色対象は日替わりで変わるが、大きな流れは8月8日の今回の相場の基点と変っていない。原油価格が軟化していることから石油株が下がり、逆に空運株が上がっているとかはあるが、資源開発関連株や商社株は前線にとどまっており次の出番を待つ構えにある。平均株価は連日で年初来高値を更新し、終値で1万4100円台となった。三井不(8801)が15年6カ月ぶりに2000円台を回復し、不動産株が急反発するなど内需株が好人気となった。今朝、発表された7〜9月期GDP実質成長が内需に支えられ市場予想を上回ったことがきっかけだ。■また、直近、相次ぎレポートが出ていたハイテク株は米国株高があったものの利食い売りも多くまちまちの動きとなった。TDK(6762)は年初来高値を更新した後、9日ぶりの下げに転じた。日立国際電(6756)は10月24日からほぼ一本調子で上昇し2割の急騰で、きのう現在、25日移動平均線とのカイ離は12%に開いていた。当然といえば当然の下げだ。◎ちなみに、本欄中長期注目株の浜松ホト(6965)は、きょう8日に付けた年初来高値を10円だが更新した。8月8日の安値から29%高だが、10月28日からだと10%弱にとどまる。ようやく、同社の光技術が医療や電子の世界で迎えられる時代を迎え、株価は長期上昇波動に転じているのだ。目標株価の算定はまだまだ先でよい。「押せば買い」!

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◆マザーズ市場がゆっくりと動き始めた。新興市場では、低位株が大にぎわいのジャスダック平均が16連騰で連日の高値更新だが、マザーズ市場の売買代金はきょうジャスダック市場を上回り、マザーズ株価指数も1989ポイントと2000に接近、2月3日以来の高値となってきた。いつも値下がり銘柄が値上がりを上回る弱い市場だったが、きのうきょうと値上がり銘柄数が上回ってきた。本欄推奨のJストリーム(4308・マザ)は21日前後に発表される9月中間決算に注目したい。会社予想の線で着地し、通期予想の減額修正がなければ「買い」となり、増額修正となれば上昇相場へ弾みが付くと考えている。◎同じく推奨株のコネクト(3736・マザ)は10月31日に短期上昇第2波動の天井をつけたが、下値のメドは、日足で「窓」が開いた65万8000円前後とみる。全般急落時は200日線(57万5000円)がメドとなろう。これも強気を継続する。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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