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2011/12/26

◆ナブテスコ(6268)が3日ぶりに急反発した。21日付け当欄で人身事故発生を「ホームドア(柵)」設置により減らせとの声があるが、課題が多く、工事の進捗は極めて緩慢だ・・と記した。が、日経産業新聞が26日付けで、「東京メトロは2016年度から主要路線の銀座線(浅草−渋谷間)全駅にホームドアを設置する」と報じたことが買い材料視されたという。「数年かけて全19駅に設置、総投資額は20億円を超える見通しだと伝えたことから、国内ホームドアで9割以上と圧倒的シェアを握る同社が恩恵を享受するとの見方が強まり、買いが向かった」との指摘があった。既に、有楽町線(和光市−新木場)では24駅中13駅で稼働中、4駅で12年4月までに稼働予定で、11〜12年度設置予定4駅・・。11月24日現在で全179駅中の77駅(設置率約43%に)向上とホームページで公表している。新駅に設置するのは簡単だが、既存駅への設置はJRなど工事時間の確保など厳しいものがあるが、毎日のようにホームドアがあれば防ぐことができた事故が発生している。JR、私鉄、地下鉄など問わず、知恵を絞って速やかに設置率100%、ホーム絡みの事故死ゼロデーを目指して貰いたいものだ・・。

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◆マクドナルド(2702)は13円高の2142円と昨年12月8日高値にあと8円と迫る場面があった。日経電子版では、期末配当金は1株に付き30円据え置き予定で、保有株式数に応じた同社のバーガー類や飲料などとの無料引換券がセットとなった優待食事券が付くことから、その権利取りの買いも一部入っているもようなどと指摘していた。昨年は27日が権利付き最終売買日で、今年も同じ。昨年は翌28日に急落したが、今年も、株価水準(08年12月高値2170円、昨年12月高値2150円、そして今年はきょう付けた2142円)からみて急落?しかし、下げても26週、52週線水準で下げ止まれば、以前から記しているように、1月10日前後に発表される12月度既存店売上高の結果がその後の株価の動きを決めるとみている。

◆ライト工(1926)が小幅続伸。21日に付けた07年6月以来4年半ぶり高値圏でしっかりの展開が続いている。新春相場のテーマのひとつとして「東日本大震災からの復興」が掲げられるが、同社株は表土除染・地盤改良関連として買いが続いている。岩手・宮城・福島3県のがれき処理が進むなか建設機械の需要が拡大しており、同社が手掛ける除染・地盤改良も12年には工事が本格化する見通しにある。同社は法面吹き付け大手で、地盤改良・薬液注入工事を中心とする。株価は、3月の大震災直後に急反騰シーンがあり、5月にダメ押し相場があったもののその後は、表土を削る独自技術を持ち、補修・補強など地盤改良を行なう同社を見直す動きが続いてきた。大震災直後の暴騰後は26週移動平均線沿いに、9月以降は全般軟調展開のなかも6週線沿いにきれいな上昇基調を描いてきた。買い方の回転が効いていることも追い風となっている。ウォッチングを開始しよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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