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2013/09/05

◆日経平均株価は前日比10円高の1万4064円と小幅に4日続伸した。4日の米国株は、発表されたベージュブックで景気拡大に言及したうえ、8月自動車販売台数も予想を上回ったことから続伸。欧州株も反発した。東京外為市場では円が反落し1ドル=100円台乗せが目前となったことから、輸出関連や、商品市況関連株に買いが先行した。しかし、内需関連セクターは多くが軟調展開となり、上げ幅は小幅にとどまった。なお、4日続伸は7月中旬に5連騰して以来の長さとなる。■業種別株価指数は18業種が上げ、15業種が下落と分かれた。なかで値上がり率上位となったのは、メリル・リンチ証券が投資判断を「強気」に引き上げた鉄鋼、2位には同様に景気敏感関連である海運が入った。海運の場合、4日に国際ばら積み船の運賃指標であるバルチック海運指数が前日比47ポイント高の1215ポイントと急騰し、2012年1月10日(1258ポイント)以来1年8ヶ月ぶり高値となったことが材料視された。米国景気堅調、欧州も順調とあって海運指数も上昇、国際商品価格は強含みが続いている。為替の円安推移も海運各社の収益を押し上げる効果もある。

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◆さて、当欄で何度も紹介してきたショーボンドHD(1414)は5月高値をトップに上値が切り下がる一方、26週移動平均線沿いに下値が切り上がる「三角保ち合い」から上放れするチャンスを窺う格好となってきた!日本強靭化計画関連銘柄として、もたつき場面では拾っていきたい!■また、昨年12月、知友アナリストから「この10年の企業体質の変貌を株価はまだ十分には織り込んではいない」との指摘を受け、筆者13年の年間注目株としたのが、100円台前半だったプリマハム(2281)。5月の年初来高値294円から6月に178円まで下げ、200日移動平均線や26週線に下支えされじわりと下値を切り上げているここは、なお、買い場であろう。●同様に5月高値5380円から4100円台まで下落した後、4000円台後半でもみ合っているサンマルクHD(3395)は4000円台前半に下げてきたところから、打診買いしたい。●前号から紹介し始めたのはフォトクリエ(6075)、8月安値は2039円。100株単位での売買だからそれほど無理しなくてもよい。東京が2020年オリンピック開催地となれば、新たな動きが始まる?まず、最低単位を購入。ダメ押しに入るか?ウォッチングを続けて行き。ダメ押し場面から拾っていきたい。  

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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