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2013/03/26

◆日曜夕方は自由が丘駅近くの桜並木で白いオオシマザクラとピンクぽいソメイヨシノを見比べて楽しみ、あちらこちらと店を冷やかしつつそぞろ歩き。買ったのは昨秋生まれた妻の姪の赤ちゃん用の家着上下だけ。いつもと違い、普段は歩かない住宅街を散策しながら帰ってきた。家の近くにある桜並木を歩きつつ、邸宅風の家が随分増えていたことに改めて気付かされ、あそこはお風呂屋さんがあったところだ、バッティングセンターはまだ残っているね、テニス場は坂の上にまだあるのかな・・などと話しつつ久々に歩きまわった。我々が世田谷に住み始めて今年の秋で30年目となるのだから、様変わりの風景となるのも当然ではある。寂しいのはすぐ近くの商店街がかつてと違ってすっかり寂れてしまったことだ。世代交代がうまくいった店舗は残っているものの、店が閉まったままだとか、住宅や塾などに変わったものも多い。商店街出口の駒沢公園に向かう道路の両側では食事処が増えつつあり、夜になればにぎやかになり始めている。とはいえ、まだまだ、多くのひとが店の外でもわいわいがやがやとなっているというほどではない・・。

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◆さて、日経平均株価は前日比74円安の1万2471円と反落した。前号で、「欧州金融問題はなお、懸念含みと指摘した報道も少なくなかったが・・」と記したが、キプロスへの金融支援でユーロ圏は合意したもののなお、欧州債務問題の先行き不透明感は強く、25日の欧米市場でユーロ売りが優勢となり、イタリア、スペイン、ポルトガルなど債務懸念国の株価は大幅に下落し、欧米株はそろって下落した。東京外為市場でも朝方から円が対ドルで反発、ユーロには大幅反発で推移した。黒田日銀総裁が大胆な金融緩和策を推進すると、改めて表明したものの、円を売る動きは限定的だった。基本は米国発の過剰流動性を背景とした世界同時株高の中にあるということ。各国経済はそこそこ順調に推移しているが、金融緩和策を継続しなければ急ブレーキがかかってしまう状況にある。株高効果などで回復、伸張する消費分野も見受けられるが・・。

◆当欄主戦銘柄のプリマハム(2281)は7日に97年6月以来15年9カ月ぶり高値235円に顔合わせした。株価は、同社収益好転を先取りする格好で上昇したといえる。昨年暮れから新年にかけて、52週移動平均線に下支えされ下値が切り上がっていることもGOサインと指摘してきた。現在、52週線は152円処。しばらく、200円台でもみ合い13週線(きょう現在180円)や26週線(同163円)が上がってくるのを待つか、6週線に下支えされ上値を探るか?は今3月期経常減益予想が増額修正されて、増益に転じるなど業績面でのバックアップがあるかどうかが決める?■昨春から記してきた「食べ放題焼肉店きんぐ」が好調な物語コーポ(3097)は当時、一段高後に1500円を挟み4カ月もみ合ったことがその後の相場のエネルギーとなったようで、きょうは3000円台乗せ。権利落ち分修正後では上場来高値となる。10年12月から12年夏まで52週線上の上昇基調にあり、今年2月は26週線が下支えした。●日マクドナルド(2702)はこの日、04年3月以来9年ぶりとなる2500円にあと2円と肉薄してきた。が、業績面からは買えないはず。しかし、何度も繰り返し指摘してきたように52週線沿いの上昇基調を刻んできた強さだけが買いのポイントとなっている。ならば、既存店月次売上高の好調が続く物語コーポは「買い」?いやいや、ここからはプリマハムであろう・・。●片倉工(3001)、日銀(8301)はウォッチングを継続。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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