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2011/08/29

◆29日、日経平均は前週末比53円高の8851円と7月22日以来ほぼ1カ月ぶりに3日続伸した。後場前半には一時8900円台を回復した。しかし、民主党代表選で「復興増税」に前向きな野田佳彦財務相が、予備選トップだった海江田万里経済産業相を破り、あす30日に第95代目の首相に指名される予定となったことから、景気回復への懸念が広がり大引けにかけ上げ幅を縮小した。あす平成になって17人目の首相が誕生する。この間、米国では40人目のレーガン大統領から44人目の現オバマ大統領まで5人を数えるだけ。初代のジョージ・ワシントン大統領が1789年に就任してから222年間でも44人の大統領が誕生したきりだ。制度が違うといえばそれまでだが、米大統領任期の4年間を超えた平成以降の首相はただ1人、「構造改革路線」を前面に押し出して2001年4月から06年9月まで5年5カ月の在任期間となった小泉純一郎元首相のみ。その後は、失礼ながら首相の器とはほどと遠い方も名誉職とでも心得てその座を望んだか、その座を失ってきた!?新首相には人口減少国のこの国をせいいっぱいリードしていって欲しいものだが・・。

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◆09年3月にリーマン・ショック後の二番底7021円を確認して以降の日経平均の底値圏は8000円台前半から後半だ。現在、それよりも若干上値水準にある。しかし、10年4月の戻り高値1万1400円台からここまで、上値が切り下がる格好となっていることは悩ましい。目先のポイントは18日安値8931円と19日高値8796円の間にあるチャート上で「窓」と呼ばれる間をさっさと埋めることができるかどうかだ・・。26日、NYダウは130ドル超上げた。注目のイベント、バーナンキ米FRB(米連邦準備制度理事会)議長講演があった後だ。議長が「9月開催のFOMC(公開公開市場委員会)の期間を2日間に延長し、追加緩和策を検討する」との意向を示したことで、緊急対策が必要なほど景気は落ち込んでいないとの観測が広がったためだという。しかし、底流には、欧州ソブリン債危機、米国景気減速がなお燻り続けていることを忘れることはできない。

◆当欄はここまで、内需関連を中心に据えてきた。が、大幅安してきたエレクトロニクスを初めとした景気敏感銘柄群の戻り相場を考慮する必要がある?問題は「戻りを試す相場だ」と見ていること。それをクリアするにはテクニカルな「窓」などをひとつずつ根気良く埋め続けていくしかない。あるいは、超短期のリバウンドを狙うかだ。が、まだ、方向がはっきりつかめないでいる。でも、結局は従来路線、内需中心+景気敏感材料株となる?●後発医薬品関連は薬価引き下げ懸念が強いが、その分、イスラエルやインドなど後発薬世界トップ級には対日進出のチャンスとなる。6月に10年ぶり高値をつけた科研薬(4521)は8月に52週線に接近した後、反落して26週線上にある。01年6月高値1234円など1000円台から厚い壁が上値を抑えているが、26週線沿いのここはなお、期待したい。●また、ウェザニュズ(4825)は6、13週線沿いの高値追いが続いており、その下には26週線が控えている。買い場が全般急落時にしかないのは厳しいが、この株もまた、突っ込み場面で狙うべき銘柄であろう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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