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2010/04/15

◆サクラは美事に散ったのに、コートを引っ張り出して着る季節はずれの寒さ。頭は痛く、きつい肩こりが頭の不冴えをおいつめている感じ・・。日経平均は前日比68円高の1万1273円と続伸した。14日の米国市場では、3月小売売上高が予想を上回って伸び、3月ベージュブック(地区連銀経済報告)では景気拡大傾向が報告された。そして、小売株が買われ、発表された業績が好調だった(あるいは市場予想を上回る強気の業績予想)インテルやJPモルガンなどに幅広く買いが広がり、NYダウは100ドル強上昇。米FRB議長は議会証言で金利引き上げ時期については触れず、ドルが下落し、NY原油、金先物が反発した。この流れを受け、東京市場でも輸出関連株など景気敏感株に加え素材・資源株、金融関連株・・と幅広く買いが広がった。ただ、中国がこの日発表した1−3月期実質GDPは11.9%と2ケタの伸長。3年ぶりの高さに景気過熱感が広がる。中国・上海総合指数はわずかな下げにとどまったが、あすも強含みかはもちろん知るはずもない。中国相場のためではないだろうが、日経平均は前日より30分前後早く13時20分過ぎから大引けまで1万11260〜270円前後の窮屈なレンジ内の動きにとどまった。

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◆13日号紹介のマクドナルド(2702)は、15日、4月半ばまでの星取表は9勝1敗1分の好成績。だが、3月末終値からきょう付けた年初来高値1980円までの上昇率はわずかに4.3%。昨年12月安値からでも13.5%の上げにとどまる。が、業績面からみれば、このゆっくり具合がちょうどいいのかもしれない。なにしろ、08年秋には10月の上場来安値1291円を基点に大型商品投入で売上を伸ばし12月の2100円台まで急騰劇を演じたが、「やらせの行列」とマスコミにさわがれ急失速してしまったのだから。昨年3月以来下値サポートラインとなっている52週線にゆっくりとさよならし始める、3月初めからの7週の週足連続陽線。下値波乱を待って拾っていきたい。

◆前号で、川重(7012)を取り上げたが、15日付けの日経新聞朝刊が、「ベトナム政府が南北高速鉄道の最終計画を閣議決定したことが明らかになった。日本の新幹線方式を採用する方針を明記し、2012年に着工。20年に一部運行を目指す」と報じたことを手掛かりに10円高の268円まで続伸し、5日に付けた年初来高値266円を更新した。 総事業費は約5兆2000億円で、ベトナムの国内総生産の約6割の規模だという。在来線でハノイ−ホーチミン間は約30時間かかるが、新線が全線開通すると6時間以下に短縮される。日本勢は先に、ベトナムの原発受注でロシアの後塵を拝した。日本政府の資金支援を背景とした正式受注決定となれば、今後予定されている中国、米国、インドなどへの高速鉄道事業展開にも朗報となる。特に、急成長が続く中国は鉄道の海外展開本格化前夜といわれており、日本勢の早いうちの海外受注・建設実績の積み上げが望まれている。同社は、鉄道車両を手掛け、工場を持つ米国での実績は定評がある。全体売上高の15%前後を占め、部門競争力や成長性は評価されている。株価は、08年10月安値117円を基点とした上昇基調にある。昨年10月以降は26週移動平均線に下支えされた上昇基調を描いており、この4月に1月の年初来高値を更新したことで、昨年6月高値291円を狙う構えとなった。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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