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2008/05/28

◆3月17日、1ドル=95円台にドル安が売られた日、世界の多くの株式市場は底打ち(中国は4月22日)、反転。上昇に転じた。が、それから、11週間が経過し大きく戻してきた各国市場の動きが緩慢になってきた。この間の同時株高は「サブプライム住宅ローンに対する過度の悲観人気のゆり戻し」と捉えられている。その間、米ドル、NY金先物は反落する一方、NY原油先物は1バレル=130ドル台まで上げ続け、穀物価格が上昇。バルチック海運指数も高値を更新し、金利は上昇。また、フィラデルフィア半導体株指数も大幅反発した。■下げが厳しかったのは、インド、中国など新興国市場。中国は8月の北京五輪を控え、聖火リレーでチベット問題絡みでヒンシュクを買い、四川大地震で大被害を被った。新興国経済は致命傷を得たわけではない。が、上海総合株価指数は、昨年10月の過去最高値6124ポイントから4月22日安値2990まで半年間で半値以下と大暴落。多くの個人投資家の悲劇をうみ大失望を誘った。NY原油の高騰は個人消費の影となり、不況下の金利上昇(スタグフレーション)を招く可能性が強まっている。

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◆株式から商品先物市場に投資マネーが流れていった世界マーケット。今度は、逆流に転じるかの判定にはもう少し時間がかかりそうだ。株式市場もまた3月安値からの戻りでいっぱいとなりつつあり、調整色を強めているのだ。原油高を背景に好人気が続いた資源関連株は、国際帝石HD(1605)が、5月に144万円の上場来高値を更新し、130万円台前半の上値関門を突破したが、その直後から120万円台央まで急反落し、仕切り直しを余儀なくされ、三菱商事(8058)など資源に強い商社株も同様だ。ただし、中・長期線が崩れていないことは救い。

◆ポイントは、7月サミットを控え、5月後半から環境関連の各種会合が重なり、環境関連ニュースが急増。関連株が好人気となっている。問題は、サミットの終了前に天井を打つ懸念があること。もちろん、環境問題は世界で懸念され話題を集め続ける。が、それらが「株価に織り込まれたか否か」だ。■米原子力発電市場が急拡大しつつある。東芝(6502)は原発プラント受注実績が積み上がり、三菱重工(7011)も毎年2基の原発受注を積み重ね2030年には世界シェア最大30%を狙うと表明。原子力容器などコア事業で世界トップの日製鋼(5631)が2015円の上場来高値を突破し、原発関連株人気を牽引するかに注目!■水の問題が深刻化している。中東産油国やスペインでは海水淡水化プラント増設が急。日本が輸入する牛肉の8割を占める豪州もまた深刻。栗田工(6370)、オルガノ(6368)、一服している三浦工(6005)などを「強気」。

◆5月22日に246円の上場来高値をつけた当欄注目株TAIYO(6252・東2)は調整が必要になってきた。様子見。●同じく注目株・新神戸電機(6934)も93年高値865円まで買われ、15年間の難関突破最終ラインに到達。これを突破すれば4ケタ相場入りの確率が大幅アップする。

◆当欄注目の関西名門ホテル・ロイヤルホテル(9713・大)は、3月11日以来の310円台回復場面があった。28日付の日経新聞朝刊が、ホテルオークラと全面提携すると報じた。サービスを向上させ、世界規模で事業を展開する外資系に対抗するという。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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