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2009/09/25

◆連休の谷間の東京市場で、日経平均は前日比278円安の1万265円銭と急反落した。24日の欧州株大幅下落、米株式続落、そして、この日のアジア・太平洋株が続落したこと、加えて、野村HD(8604)が24日に、「10月に最大で約5000億円の公募増資を実施する」と発表、銀行株は世界的な金融機関の自己資本規制強化に加え、亀井金融相が徳政令実施に向け勢い込んでおり、金融株が下げを主導。東証1部市場銘柄の86%が下げるほぼ全面安商状となった。

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◆24日のNYダウは続落、23日に付けた年初来高値9917.99ドルから210ドル、2.1%の急落だ。8月中古住宅販売件数が予想外に減少したうえ、米FRBが金融機関を対象とした緊急支援策を縮小する方向にあることが懸念され、金融株が下げ、住宅・不動産関連株が下落。NY金先物、原油先物、NY銅も下げたことが足を引っ張った。昨秋来、ほぼ1年ぶり高値にあってテクニカル面の悪化が懸念される。23日のNYダウは、一時87ドル高の9917ドルまで上げたものの、結局、81ドル安の9748ドル引けとなり、「高値圏で上ヒゲの長い陰線日足」を描いた。10月相場に留意したい。

◆もっとも、日経平均は現在、「売り」を示唆するチャートに転じてはいない。3月安値から半年間で53%上げており調整場面があって不思議ない。が、頑強としかいえない相場が続いている。これまでは、米中相場の強さを反映してきた。ここから、おなじ強さを維持できるかの疑問を解くのは、来週2日の米雇用統計か、その後、10月途中からの米国企業、そして国内3月決算期企業の決算発表か。いずれにしても、企業業績動向が相場の行方を大きく変えていく可能性が高い。■ここまで過剰流動性を背景に、株式市場、為替市場、商品市場・・で回転が効かせてきた投資ファンドなどの買いエネルギーがどこにどう流れていくのか?にも注目を怠れない。

◆東芝(6502)は500円を前に失速したが、頑強といえる。メリルリンチ日本証券が投資判断「アンダーパフォーム」、目標株価290円を継続したことも足を引っ張った?ただ、リポート中身は「買い」材料が浮かんでいる。鳩山首相のいう温暖化ガス25%削減達成には原子力発電が必要なことは明白。あわてず拾っていこう。

◆西松屋チェ(7545)が1部値上がり率8位。24日発表の9月度既存店売上高が6カ月ぶりにプラスに転じたことが好感された。消費不振が続くなかで、好業績が続いている企業を買う動きはより鮮烈化しつつある。ニトリ(9843)、ファーストリ(9983)、ブックオフ(3313)など勝ち組のなかで着実な上昇基調のチャート銘柄を引き続きチェックしていこう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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