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2015/10/27

◆日経平均株価は前日比170円08銭安の1万8777円04銭と3日ぶりに反落した。朝、寄り付き直後に1万8964円99銭を付けるなど続伸発進となった。しかし、直近2日間で511.25円(2.77%)高となっており、東京外為市場で円が対ドルで続落始動となったものの、その後上げに転じ、アジア株が下げたことや米FOMCの結果を見たいこともあり120円台半ばでの3日ぶり円高小動き推移となったことから、利益確定売りに前場後半から下げ幅が拡大。後場には、この日午前に、「米海軍イージス駆逐艦が中国が「領海」と主張する南シナ海の人工島12海里(約22キロ)以内の海域で哨戒活動に入った」とQUICKニュースが流れ、米中間緊張懸念も出て下げ幅を拡大。後半15分間は1万8800円割れでの推移となった。

 出来高は2日連続で19億株割れと上を狙うには心もとない水準での推移となり、値上がり銘柄数412に対し値下がり銘柄数は1400と大幅に増加した。日経平均株価は日足ベースでは8月31日から200日移動平均線割れが続いており、週足ベースでも前日こそ7週間ぶりに長期相場を示唆する200日移動平均線を上回ったものの、この日は200日線割れで終了と勢いが付かない。明日に期待を託すことになったが・・。なお、業種別株価指数は小売業(1.06%高)、医薬品(0.34%高)の内需関連2業種の上昇にとどまり、31業種が下げ3日ぶりに値下がり業種が多数となった。

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◆そんななか、一時129.2万円と8月20日以来の129万円台回復は軽井沢発の星野Rリート(3287)。9月16日103.2万円と昨年9月3日以来1年ぶり安値に沈んだものの、10月8日には公募増資などで最大278億円を調達すると発表、株式に相当する「投資口」は57%増と大幅に増加したが、その後、株価は上昇に転じ、131.06万円にある長期相場を示唆する200日移動平均線回復が見えてきた。

 同社は筆者が1980年代に軽井沢で結婚式場付き堅牢な木造旅館時代には何度も宿泊した。温泉には下駄を履き、国道をまたいで歩いて行った。古びていかにもいい感じの温泉であり、妻だけでなく、ドライブ仲間などとも何度もとまったものだが、今や遠い話に。旅館発の企業だが、今では、都市部を中心にホテルや旅館に投資しており、リゾート、温泉地のほか都市型観光にも事業を拡大し、海外でも展開している。200日線回復後は、4月最高値153.4万円を目指して、上昇基調への復帰を期待したい。


◆シマノ(7309)が3日続伸し連日で最高値を更新した。一時2万円相場にあと280円と迫る場面があったものの、その後、利益確定売りも出て上値は重い展開となり240円高の1万9430円引けとなった。同社の世界での自転車部品の競争力の高さや継続的な業容拡大に期待した買いが背景だ。同社株価は7月28日に2015年12月期連結業績予想の増額修正を発表したものの、市場予想に未達との見方から売り急ぐ格好となり、日経平均の8月3〜4週の暴落展開のなか、8月25日には1万3240円と昨年10月安値水準となった。3月に付けた従来の最高値から6120円(31.6%)下落だった。

 しかし、その後はマウンテンバイクで荒野を駆けあがるように、10月5日に1万9000円台を回復、今日までの9日間では22日に140円安があったものの、この日高値までだと前日比1520円の上昇となった。なお、全般波乱時を含めて調整場面はあろうが、大きな突っ込みシーンでは拾っていきたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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