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2008/02/01

◆31日の米国株大幅高は、前日の上げで織り込み済だったようだ。2月の始まりの日、東京市場は、前日の急騰をすっかり忘れてしまったかのように様子見気分が強く上値の重い展開が続いた。前日は、月末株価を意識したまとまった買い注文が連発したが、この日はそれもない。米サブプライムローンで主役の一端を担うモノラインと呼ばれる金融保証会社の格付け引き下げ不安と強気の姿勢を崩さないモノライン経営トップへの警戒感は強まる。■それに、前日に今期営業利益予想の減額修正を発表したソニー(6758)にも警戒心が募った。減額の理由が、円高のほか、主戦場である液晶テレビの苦戦、家庭用ゲーム機「プレイステーション3」の厳しい状況というのはネガティブというほかない。

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◆週明けは、1日発表の1月の米雇用統計の結果を受け米株がどう動いたか、モノラインをめぐる救済策などの動きはどうだったかなどがポイント。また、アジアでは日本株と連動し始めた東アジア4カ国(中国・韓国・台湾・香港)が旧正月休暇入りする。香港、韓国は2~3日間だが、中国は6日から12日まで、台湾は4日から11日と長丁場。この日、アジア・太平洋15主要市場星取表は、11勝3敗1休場。下げたのは、日本、中国、パキスタン。中国は上海や広州など中・南部の50年ぶりといわれる大雪が交通・生活・生産など経済に甚大な影響を及ぼしている。一方。香港とインドが急騰した。なかで、香港は、行政官が中国本土の個人投資家が香港株を直接購入を認める計画が進んでいると発表したことが買いを集めたという。

◆本欄では、これまでと違った新しい動きが胎動しなければ、相場は新たな波動に入れないとみて、中東産油国のインフラ整備関連として日足チャートが好転してきた大林組(1802)など大手ゼネコンに期待してきた。が、この日の大林組の値動きは気に入らない。朝9時台前半に611円まであったものの、結局、24円安の580円で終ってしまった。600〜610円の上値関門を一向に突破しきれないでいるのは危険だ。8日(金)14時台には07年4〜12月期業績発表が予定されているだけに気にかかる。

◆原発関連株の一角のリバウンドが急だ。木村化(6378)、日ギア工(6356)がストップ高し、日製鋼(5631)、トウアバルブ(6466・東2)、岡野バルブ(6492・東2)が大幅続伸した。人気をリードするのは高業績変化率で思惑株として定評がある木村化だ。昨年夏高値から暴落しており、短期急騰型チャートを描き始めた。ただ、出遅れたと思ったときは買わない方がよい。■温暖化ガス排出削減関連として注目は風力発電関連の日本風力開発(2766・マザ)。新設・拡張の発電施設からの売電収入により今3月期収益が急拡大する。昨年9月安値18.5万円を基点に1月に30.7万円まで戻した後一服している。30万円台は03年公開以来越えきれない上値関門だが、ここはいったん強気で攻めたい。■ならば、04年の上場来5300円台突破が適わない太陽電池製造装置大手のアルバック(6728)か。きょうは一時5000円をつける場面があった。週足、月足ともいい下値切り上げのパターンを描いており、60万円を付けないでは収まらない格好となっている。■新薬開発関連株で新値更新のシミック(2309)、サイトサポート(2386・マザ)は業績好調のここからチェック開始。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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