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2012/09/12

◆日経平均は前日比152円高の8959円と3日ぶりに急反発し、(終値で)8月29日以来の9000円台回復は目前だ。12日のドイツ憲法裁判所による欧州安定メカニズム(ESM)の条件付き合憲判断が見えてきたとの見方が広がったうえ、13日にかけて行なわれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合でFRBが追加金融緩和に踏み込むとの見方が強まりドルが下げユーロが上昇、欧米株がそろって反発した。加えて、温家宝首相が中国当局には成長支援に向けた財政・金融政策を採る用意があると示唆した、と伝わったことも買い方を後押しした。

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◆では、12日にドイツ憲法裁判所の合法判断、米国の追加金融緩和策が発表された後のマーケットの風景は一体いかなる姿になる?まず、12日、ドイツ憲法裁判所は救済基金の欧州安定化メカニズム(ESM)批准を負担上限1900億ユーロとする条件付きで承認したと発表。これを受け、12日の欧州株は上昇発進した。

◆ちなみに、スペインの株価指標であるIBEX35指数をみると、07年11月6日高値1万5945ポイントに対し、今年6月1日には6065ポイントに下落した。そして、9月11日高値7930まで30.7%の急反騰だ。また、ギリシャではFTASE20種指数が、07年10月高値2841ポイントに対し今年6月5日安値が169.88ポイント、11日の終値は270.10で安値から59%の急反騰だ。それでも、ピークの9.5%でしかないが・・。ただ、ドイツの憲法裁判所の判断は条件付き合憲との見方が主流となり世界の株価はここまで反発してきた。また、米FRBは何らかの金融緩和策を発表するとの見方で買い先行の展開となってきた。市場期待の方向での発表があったが、もう一段高があって一服するのか?さらに上値を追っていくのか?どこまで?相場は相場に聞くしかないが・・。新たな相場の始まりというには、金融緩和頼みが気掛かりだ。利益確定売りの準備をすべきか?それともそんな思い以上の怒涛の買いが入ってくる?誰が?どこから?

◆当欄は?ここは直近記した銘柄をチェックしつつ対応したい。セブン&アイ(3382)は8月14日の「来期コンビニ営業益1割増」報道を受け翌15日に09年1月以来の高値2659円を付けた。その後、今月7日に2300円割れし200日移動平均線を割り込むが、52週線を2週連続でわずかに下回ったものの、週末にはいずれもプラスかい離を維持。きょう2400円台を回復した。当欄では先に、創業家への従来のような遠慮は不要となり、スーパー事業からコンビニ事業拡大戦略に転換し、今後の舵取りをしていくことに期待し注目すると記して、ウォッチングを開始した。9月に入っての新聞報道や同社発表はその方向に舵取りし始めた同社を映したもの。そして、「買い」とした。8月に買った投資家の戻り待ちの売りは予想されるが、昨年東日本大震災後に付けたセブン&アイへの統合後の最安値1755円を基点とし、新生上場後、初めての長期上昇波動はスタートしたばかり。時間はたっぷりある。飛び付き買いもいずれ報われるとの見方だが、それでは気苦労が増えるばかり?8月高値から200円下のここから打診買いは良しとして、基本は中長期線接近前後から「打診買い」とする。なお、前号スマホ関連銘柄にも注目を!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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