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2008/09/26

◆今週の米国株は、公的資金7000億ドルを投入する金融安定化策が議会で合意する方向にあるのか、それとも、難航しているのか?に一喜一憂する格好で乱高下した。しかし、世界の株式市場は、米金融安定化法案が成立しても、世界景気の先行きは楽観をゆるさないとの見方から、強弱感が対立するなか激しい値動きが続いた。日経平均株価は法案成立に楽観論が広がったことを受け週初めに買いが先行したが、法案が成立しても、金融機関の資本不足などから金融不安は消えないとの警戒論や米住宅統計など厳しい数字を見せられ1万2000円を割り込む週足陰線となった。

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◆来週は中間期末をはさみ、下半期入り。米国で法案成立に向けた動きが前進した場合、ショートカバー(売り方の買い戻し)などにいったん急騰する場面が予想されるが、その後は果たして如何に?日経平均は、春の彼岸前3月17日にいったん底打ちし6月高値に向かったように、9月18日、秋の彼岸を前につけた年初来安値1万1301円を底とし、上値を試す方向に展開していくのか?■諸悪の根源と見られた原油、非鉄貴金属など国際商品高騰は、NY原油先物がピークの1バレル147ドルから、110ドル割れへと沈静化するなど調整色を強め、プラス評価となっている。が、太陽光発電など代替エネルギー開発の観点からは原油価格が100ドルを割り込み、先安感が強まると、開発が後退するとの見方が広がり、関連株に失望売りなどが膨らむ可能性もある。

◆春は、洞爺湖サミットを控え、環境関連株などが相場を牽引した。が、秋はなにが市場を牽引する?国内では麻生新政権がスタート、解散総選挙へ。11月は日米とも選挙となる。国土交通相は景気刺激に「道路」で勇み足というより本音が出てしまったが、与野党とも選挙にむけた点数稼ぎの景気配慮型政策が飛び出す場面も。今週、大林組(1802)が22日に瞬間582円まで買われ、2月以来の高値をつけるなど、大成(1801)などとともに買われる場面があったが、その走りか?

◆3月期決算企業の中間決算予想の修正が出てきているが、案の定、減額修正のヤマ。<もっとも、厳しい業績と分かっていたから株価もそれほど驚いてはいない>。金融というアキレス腱を抱えてはいるが、日本の金融機関がアメリカの金融機関を買収したり資本参加しているのは、日本がバブル崩壊で経験したことが生きたといえなくもない。その意味では●三菱UFJ(8306)が5日の741円の03年11月以来安値から24日に953円まで戻してきた動きや、●オリックス(8591)が先週18日のほぼ4年ぶり安値から急反騰したことが注目される。1万6000円台にある200日移動平均線を突破となれば、底入れ感が強まろう。

◆小型株では、●前5〜7月期の成功報酬型売上が不振だったものの今09年7月期も高利益成長が期待でき、75日線プラスカイ離を継続できるか注目されるフルスピード(2159・ジャス)、●200日線に下支えされ22日に35.3万円の分割落ち後高値をつけたカカクコム(2371)、そして、●8月に75日線が200日線を上抜くゴールデンクロスを示現した後、上昇ピッチを早め9月8日に811円の昨年2月以来高値811円からの調整が終了し始めたCCC(4756)などに注目したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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