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2009/08/17

◆8月第3週初めの日経平均が前週末比328円(3.10%)安の1万268円と3日ぶりに急反落。前場寄り付が高値で次第安の展開となり、安値引けとなった。14日の米国市場では、個人消費への先行き懸念から「お気楽ムード」は後退。NYダウは0.82%の反落、商品先物市場も下落した。アジア市場では、引き続き景気に対する慎重な見方から中国株式が軒並み5〜6%超の大幅下げとなったうえ、東京外為市場市場では1ドル=94円台への円高・・とあって、指数先物から下げ、現物市場で輸出株、金融株、素材、資源・エネルギー関連株から下げ幅を拡大する展開となった。

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◆14日の米市場では、7月鉱工業生産指数は9カ月ぶりのプラスだった。しかし、直近までの株価急騰から逆に利益確定売りが先行。さらに、8月のミシガン大学消費者態度指数が予想を大きく下回ったとあって、NYダウは一時166ドル安まであった。商品市場では、NY原油先物が3.01ドル安の1バレル=67.51ドル引けとなり、NY金先物も7.8ドル安の1オンス=948.7ドル・・と下げ、非鉄金属も下げるなど、悲観の連鎖反応。もっとも、下げ相場の始まりか、いったん、ガス抜きをしただけなのかは不明。17日の米国市場がそれなりの反発を示せば、ガス抜きは終わったとの見方が成り立つとの声は聞かれる。しかし、続落となれば、前週までの「お気楽ムード」はひっくり返る!?■米国株は気になる。中国市場の下げでアジア市場全般が急落する動きも懸念される。中国、アジアへの比重がさらに高まっているからだ。東京市場をはじめ世界株式市場は、下げの第1歩を踏み出した可能性も。安易な買いはリスクが高すぎ、避けたい。

◆目立ったのは、沖縄で豚(新型)インフルエンザで国内初の死者が出たとの発表を受け、ダイワボウ(3107)が出来高を大幅に増やすなど、新型インフルエンザ関連株が物色人気を集めたこと。おかげで、当欄も推奨のインフルエンザ対策で、感染管理製品「クレベリン」を手掛けて業績を伸ばしている「正露丸」でおなじみの大幸薬品(4574) が逆行高。345円高の3260円で終了し、一時3270円の分割落ち後高値を付けた。

◆また、原子力発電関連の思惑材料株である木村化(6378)が前週の今3月期連結業績予想の大幅増額修正発表を背景に、連騰。54円高の1044円まで買われ年初来高値を更新した。それでも、経常利益は前期比87%増の17.7億円、予想1株益は46.8円に伸び、今期予想PERは22倍弱にとどまる。仕手株といわれた木村化がである!  つれて、決算発表が控えめすぎて投資家を惑わす東芝プラント(1983)も一時1265円年初来高値を付けた後、16円高の1257円で終了。前週末、07年8月7日高値1249円を更新。きょうは3日続伸で一歩前進した。大幸薬品同様に、全般ガラが来た時は、そろって、急落する可能性は否定できない。「よく上がったものは、よく下がる」という。が、引き続き、チェックを続けてその「時」がどうのように来るかをみてみよう。

◆介護関連株ではトップのニチイ学館(9792)が一時、7月27日以来の4ケタ割れ場面。上値がじりじり切り下がっているのが気にいらない。25日線とのかい離幅が拡大したときが懸念される。いったん、855円の13週移動平均線や918円にある75日線まで後退して、戦線を立て直した方が良いのかもしれない。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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