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2007/11/09

◆9日、日経平均株価は6日続落。二番底と見ていた9月安値を割り込み、8月17日の年初来安値にあと300円強に迫る1万5583円で週末を迎えた。米サブプライム住宅ローン関連での金融機関の更なる損失拡大が表面化、同関連損失の膨張に米経済減速懸念が一段と深まった。さらに、この日大引け前、みずほFG(8411)は、「傘下のみずほ証券はサブプラ損失が拡大したことから新光証券との合併を延期する」と一部で伝えられたことから下げ幅を拡大。1週間で934円を失った。10月末からでは1068円の下げとなり、24カ月線とのマイナスかい離は6.53%に拡大した。■週明けには銀行など金融関連の決算発表が予定されている。みずほFGはサブプラ関連で最終利益の減額修正を迫られたことから、一時3.9万円安の52.4万円の上場来安値に売られ、三菱UFJFG(8306)、三井住友FG(8316)と揃って最安値を更新した。■もっとも、売買のタイミングを計るRCI(月足・6カ月)は昨年7月安値時を下回り、04年10、11月に付けたマイナス82.86に並び、日経平均がバブル後最安値となった03年4月のマイナス94.29以来の低水準となった。底値圏入りを示唆し始めた。この日、アジア14市場の星取表はまちまちで6勝8敗(香港、韓国、台湾が上げ、中国が続落、インドは5日続落)、その後、欧州市場、米国市場とも続落。欧州では、ドル安ユーロ高進行で輸出関連企業の業績懸念が広がった。9日、米国では円が1ドル=111円台まで続落した。週明けの東京外為市場での円高進行、株式市場での輸出株売りにつながりそうだ。

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◆前号で、これは!と期待したのは、東証マザーズ、大証ヘラクレス時価総額上位勢の、東証1部市場に対する逆行高。昨年1月から2年間下げ続けてきた新興市場から、先行して上げに転じる兆しと見たが、一夜明ければ元の木阿弥・・とは!■全般は、週明けの銀行中間決算発表で、国内金融機関の米サブプラ関連損失の状況が判明し、さらに海外で、これ以上損失は拡大しないとの確信を市場が得ない限り、底入れ感はでてこないかもしれない。サブプラ地獄のローン保有者のありようを見る限り、いいアイデア商品だったものが牙をむく“証券化商品”は「虚業」との指摘もうなずけなくはない。金融機関の損失は1500億ドル(約16兆円)との報告があり、1700億ドル〜2000億ドル近い水準との見方があるがさて・・。

◆主要駅前中心で好業績・PER9倍台割安のビックカメラ(3048・ジャス)が二番底を入れた後、上昇転換。この日は逆行高し戻り高値を更新。北関東のケーズHD(8282)は3連騰し8月9日以来の3000円台が見えてきた。近畿の上新電(8173)は2月の年初来高値907円に急接近。ビックが提携するも、ヤマダ電(9831)が大株主としてゴリ押し迫る九州のベスト電(8175)は4日ぶり小反発・・と、家電量販店株が堅調な展開となっている。ヤマダという巨魁が同業者を飲み込みにいく構図にあり、秋葉原電気街の主(あるじ)転換をはじめ業界再編の渦の中に業界があるうえ、上場企業数は限定的。しかも、消費関連株人気が後退するも冬のボーナスは増加。来年の北京五輪関連株でもある。ダメ相場のなかでもうひとつ大きな花が咲くか?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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