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2010/04/28

◆東京株式市場は全面安商状。日経平均は前日比287円安の1万924円と今年2番目の下げ幅で3日ぶりに大幅反落した。27日に米格付け会社スタンダード&プアーズがギリシャとポルトガルの国債格付けをそれぞれ3段階、2段階引き下げ、ギリシャは投機的水準としたことから、欧州の財政危機により回復基調にあった世界経済が急失速するとの懸念が強まった。ユーロがドル、円などに対し大幅安となり、欧米株式が大幅下落。アジア株も下げた。もっとも、ギリシャ財政危機は何の抜本的な対策がとられてこなかった結果であり、解決に至るまでは、世界の金融・資本市場にとって地雷的存在であり続けると承知しておくべきであろう。 1997年にタイ通貨の暴落で始まった90年代のアジア通貨危機時、韓国は国際通貨基金(IMF)による緊急支援を要請。IMF管理下におかれ、猛烈な反対運動があったものの、抜本対策を実施し結局、乗り切った。そして、今がある。では、ギリシャ政府はなにか大胆な政策を実施した?ポルトガルの次にはスペイン・・と南欧諸国の財政の問題は広がる?そして、危機が具体的な形で表に出ていないだけの日本の財政事情は・・?もっとも、欧米、アジア株式が高値圏であったことが下げを大きくした面もある。加えて、東京市場は大型連休入りとあって、投資のチャンス、売却のチャンスを奪われることを嫌った売りも広がった。アジア危機時も大いに揺さぶられたが、欧州全域に危機的状況が広がるか、食い止めることが出来るかがポイントであることは変わらない。当欄では、結局、米国株次第だとの見方を継続する。悲観の裏に楽観あり!?

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◆東芝プラント(1983)が後半に上げに転じ4日続伸。全面安商状のなか、朝方は42円安に下げる場面があった。が、13時に発表した前2010年3月期連結経常利益が一転増益で着地したことを買ったものだ。会社計画は2ケタ減益だったが、前の期比5%増の134億円と増益で着地。併せて発表した今11年3月期連結経常利益予想は前期比11%減の120億円と2ケタ減益見通しだった。■しかし、同社は次期業績見通しについて、ここ数期連続で2ケタ減益予想と発表してきたものの、いずれも経常増益で着地してきた。昨年までと違って、投資家は会社予想に従うという間違った行動はしなかったようだ!同社の経常利益は、少なくとも04年3月期から前10年3月期まで7期連続で増益決算となっており、連続過去最高益を更新している。■株価は、02年2月の上場来安値177円を大底とした長期上昇基調が続いており、昨年8月には16年ぶり高値を付けた。今年2月に4ケタ割れ場面があったが、今週はここまで、週足陽線で26週移動平均線、52週線の両線を上抜いている。今期2ケタ減益の会社予想だが、チャートは買いを示唆している!?チャートの動きに従いたい。

◆マクドナルド(2702)が26日に08年12月以来となる2000円をつけた後も、高値圏で頑強な動きが続いている。ただ、3月初め以来前週まで8週連続週足陽線だけに買いにくいところだ。弱気になるのは、08年高値2170円を突破した後にしてもらいたいのだが。全般波乱相場のなかも1800円台前半で下げ止まるならば、買うしかないか?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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