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2007/08/07

◆外国人投資家は7月第4週に2870億円売り越した(3市場、1・2部、総合証券60社)。直近でも売り越し傾向が続いているという。が、年初来7.39兆円を買い越している。足元、米サブプライム問題に始まった信用収縮がもっとも市場の敵として危険視されるなか、原油、貴金属、非鉄の一角、穀物では大豆が軟調展開となるなど国際商品市況の動向も世界各国ファンドの状況に沿った動きとなることから、要注意の段階にある。そんななか、日本の株式市場は主役の外国人が不在化もしくは売り方化した状況から、方向性の乏しい迷い道に紛れ込んでしまった感が強い。もっとも、調整とはいつだってそんなもの。NYダウだって、ITバブル期2000年1月に付けた最高値1万1722ドルを昨秋更新した後、7月19日の最高値1万4000ドルまで19.4%上昇(今回相場の基点である昨年6月安値1万706ドルからは、49.8%、ほぼ5割の急騰だ)し、世界同時株高をリードした。大相場が調整期を迎えたと考えれば、<ファンド・金融機関の信用収縮のリスクに市場がさらされない限り、通常のちょっと大きな調整である可能性が高い>。米国景気の堅調とアジア新興国の成長が背景となった世界同時株高。米国景気先行きが懸念され、国際商品など波乱は見せているが、<注意を払いつつ、市場が悲観人気に走るとき>を見極めた後、繰り出したい。足元、3月決算期銘柄の第1四半期業績発表をチェックしつつ、各テーマの主力株や自分得意の銘柄のテクニカル面に注目したい。

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◆薄膜型太陽電池製造装置関連株として注目のアルバック(6728)は第3四半期(06年7月〜07年3月)業績の発表と併せて前07年6月期連結業績予想の大幅減額修正を発表。6日に一時ストップ高に買われ、上場来高値をつけたばかりだった反動から、一転、400円超の大幅下げとなり4930円まであった。前期予定の液晶ディスプレイ製造装置などのFPD(薄型画面)製造装置の売上が、今08年6月期にずれ込んだことが背景という。株価は、「液晶パネル製造装置で急成長したアルバックが、今度は太陽電池製造装置関連株として注目を集めた。シャープ(6753)が大阪府堺市に液晶パネル・太陽電池の巨大拠点を構築すると発表したことが人気に拍車をかけたものだが、アナリストの判断引き下げも重なり急落した。買うのはひと調整付いた後もしくは大きな突っ込みを見せた後としても、ここ動向がもっとも注目される銘柄のひとつとなった。

◆本欄注目は伊万里ドッグの高機能が高収益性を生んだ名村造船(7014・大)。この日も3日の上場来高値2030円に顔合わせするなど、下値切り上げ相場が続く高成長株として、もう一回り大きな相場スケールへの発展が見込める。●交換レンズ専業大手のタムロン(7740)も6日に発表した07年12月期中間連結決算の大幅伸長(7月31日に増額修正済み)にあわせ、通期予想の大幅増額修正を発表した。通常ならば、好材料出尽くし感が広がるが、デジタル一眼レフカメラ市場はようやく本格拡大し始めたばかり。「中期強気」を継続。●船舶エンジンの赤坂鉄工(6022・東2)は3日発表の第1四半期業績大幅伸長、が、会社側は先行き慎重見通しから通期予想据置も、第2四半期以降見直し作業中。2011年の創業100周年を目指す中計は発表済み。「強気」でGO!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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