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2008/05/01

◆米FRBは30日に予想通り政策金利であるFF金利の0.25%の追加利下げを実施、年2%とした。そして、景気後退懸念は強いものの、利下げ休止観測が広がり、2日に発表される雇用統計待ちの格好となり、30日の株価は引けにかけ下げに転じた。東京市場では、1万4000円台に挑戦中の日経平均株価は様子見気分の強い展開となり、引けに賭け膠着商状となった。市場は決算発表を横目に個別の業績動向に一喜一憂する日々が続いており、予想外の好決算と強気業績予想を発表した松下(6752)が活況裏に続伸し昨年6月以来の2500円台回復となったことに安心感を覚え始めている。昨年前半にかけ上値ネックラインとなった2600円前後をどう通過するのかがここからの注目点となりそうだが、「パナソニック」ブランドに統合する意気込みが、収益拡大の波に乗っていければ、2600円台突破は可能となろう。そして、そのことは、全般相場を底上げ、日経平均の上値挑戦につながるが・・。

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◆シャープ(6753)が大阪堺市に液晶・太陽電池製造の一大コンビナートを建設中であり、松下がプラズマ、液晶の2つのFPD(フラットパネルディスプレー)を増産するが、普及期にある液晶テレビの需要増は急とあって、それでなくとも需給がひっ迫している液晶パネルの供給不足になる可能性がたかまっており、関連銘柄を物色する動きは一段と強まりそうだ。野村証券では「パネル需給のひっ迫は09年も継続する」とレポートでいう。「液晶パネル価格が安定的に推移し、液晶部材を含む業界全体で高水準の採算性が維持される」と予想し、富士フィルムHD(4901)、旭硝子(5201)、日電硝子(5214)、JSR(4185)、日東電工(6988)に注目するとしている。

◆当欄では、関連個別材料株として、まず、平田機工(6258・ジャス)、綜研化学(4972・ジャス)、クラレ(3405)に注目したい。平田機工は大型化する薄型テレビ関連雄受注増に対応し、熊本工場近隣、関西工場内に工場を立ち上げ、FPD関連の生産設備増産を図る。販売先は松下プラズマだ。今09年3月期業績は2ケタ営業利益が予想される。前期PERでも6倍台なのに、今期予想PERは・・低すぎて!その理由は、ただ、市場の認知度不足!06年12月に新規上場も、一本調子の下げで、今年4月の上場来安値1089円まで落ちてきたこと。綜研化学は薄型テレビの粘着剤を手掛けており、クラレは液晶向け光学用ポバールフィルムの世界シェア8割という。4月には原油1バレル=200ドル前提の中期計画を策定したことちょっぴり話題となり、1300円台乗せから1500円台を目指す動きとなってきたところだ。

◆建設現場から出る混合廃棄物の回収・処理を手掛けるタケエイ(2151・マザ)が、好業績の廃棄物処理関連として人気復活。変らずを3日挟み10日続伸。4240円まで買われ、2月28日につけた年初来高値を更新した。3月18日に3050円の駄目押しを入れた後は、75日移動平均線のプラスかい離を回復、4月相場はじり高基調で推移し、 5月入りとともにスピードアップした格好だ。「循環型社会形成の一角を担う環境関連企業」として注目する声が聞かれるうえ、連結業績は前・今3月期とも2ケタ経常増益予想にある。強気で攻めたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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