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2011/06/28

◆直近では、ギリシャがデフォルト(債務不履行)を回避できる・出来ないとの見方が分かれ、悲観と楽観のラリーが続いてきた。「最終的には何らかの追加支援策が決まる」との楽観論があり、29日には緊縮財政案の採決予定にあり、僅差で承認されようとの見方から、27日のユーロは主要通貨に対し上昇した。しかし、承認されなければ、EU各国が同国に対し厳しく迫ることになる。一方、承認された場合は、国内での抗議デモ発生が予想される。フランス大統領が「金融機関が償還を迎えるギリシャ国債を新たな国債にロールオーバーすることに合意した」と語ったが、格付け会社フィッチでは、「デフォルト」とみなすとしてコメントしていると報道されている。27日にはポルトガルやアイルランドなど財政問題当事国の国債を売る動きにつながった。■この日、日経平均は前日比70円高の9648円と反発。一時1日以来の9700円台回復場面があった。ギリシャ問題を楽観視した世界の流れと27日の米国株が銀行資本規制は予想ほど厳しくないとの見方から4日ぶりに急反発したこと、円が対ユーロで大幅反落し、対ドルで小幅続落したことが追い風となった。テクニカル面から、5月2日以降、景気減速懸念に軟調展開が続いてきたNYダウが一歩前に踏み出すには、6月21日の戻り高値1万2217円をクリアする必要がある。現在、自力走行が不能な東京市場には、NYダウなど米国株の一段高が不可欠。QE2(第2次量的緩和政策)が終了した後、世界の投資資金の流れがどう変化するかはこれからの注目点であり、米国株の動向をさらに注目していこう。

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◆さて、当欄銘柄ではWNIウェザ(4825)が27日に発表した11年5月期決算は4期連続で連結経常利益が最高益を更新。今12年5月期も5期連続2ケタ増益かつ最高更新見通しを示した。もっとも、株価は6月、世界的な異常気象や国内電力不足に絡む電気情報ニーズが高まったことなどから水準を大きく切り上げており、決算発表を機に利益確定売りが広がった。が、注目すべきは、(個人がどこでもいつでも自由にコンテンツを交信できるネット社会の急速な発展が後押し)モバイル・インターネットの売上が成長、収益拡大に寄与したこと。今期は、同分野での有料会員増を図り、「減災」、交通に加え、栽培、登山など分衆コンテンツなどのネットワーク参加型コンテンツを強化するとしている。もっとも、新規買いは1900円台前半以下への急落シーンを待つべきか。●マクドナルド(2702)は続落。17日の直近安値、並びに200日移動平均線を割り込み、52週線も瞬間割り込んだ。2000円割れは避けたいところであり、52週線割れの常態化はリスクが高まる。中期的には別段問題ないのだが、足元の動きに注意したい。●また、14日に1094円の戻り高値を付けた後、1000円とび台でもみ合っている栄研化(4549)は1020円台にある26週線まで下げてきた。今3月期業績は反動減となるが、新興国、途上国の結核撲滅を国連機関と展開するべく結核早期検査検出キット承認が接近しており、引き続き、買い場ウォッチングを続けたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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