バックナンバー

2007/12/28

◆2007年大納会が終った。日経平均株価は5年ぶりに年足陰線となった。ブット元パキスタン首相がテロで死亡したことでパキスタン情勢が一段と緊迫感を増すなか、米株安・円高に加え、日本市場が長期の年末年始休みを迎えることもあり、(その間世界がどう動くかは判断できないことから)積極的に仕掛ける動きにはならなかった。テクニカル面もかなり弱気モードに満ちはじめている。日経平均は3カ月連続で月足陰線となり、7月以降の後半6カ月は前半と裏返しの1勝5敗と厳しい終わり方となった。年初来当落率はマイナス11.63%で、2カ月連続の24カ月線割れとなり、下方かい離幅を拡大した・・。

PR : 貴方の知らない売買テクニックがここにあります。


◆2008年相場を読む場合、注意すべきはやはり08年8月8日から開催される北京五輪及びその影響の広がりと既にバブル化して久しいといわれる「中国」経済や中国株式市場動向。先に、ぜん息治療薬関連として日東電工(6988)を本欄注目銘柄として紹介したように、大気汚染がはなはだしく、選手にとり競技どころでない状況が生まれてもおかしくないといわれている。一部憶測では、<共産党支配の権力で、数カ月工場の稼働停止さえありえる>との見方がある。もし、そうなれば、07年に新興国の成長で世界景気を牽引した裏返しの悲惨な状況も予想される。そして、この考え方はいかがかとも思う。が、あれほど行き来した<ひと、物、金、情報>が一気に縮小してしまう反動局面を迎えてもおかしくない、と念のため心得ておくべきか。結果、07年相場を駆け抜けた<海運株や海運関連株が、戻れば売られる展開となる>ことがありえよう。

◆新年の筆者公式年間注目株は?4円安の205円引けとなった日本化成(4007)とする。07年はご存知のように原子力発電関連の東芝プラシス(1983)だったが、日本化成は、環境関連株の一角にあり、欧州を中心にディーゼル車の環境規制強化が続くなか、同社が育成事業として次世代超低公害ディーゼル車に導入される「尿素SCRシステム」に対応した、排ガス脱硝用尿疎水AdBlue(アドブルー)を手がけており、ようやく注目されかけているところ。既に商用車メーカー2社が同社製を採用済だ。将来的には全商用車が採用を決定していることから、次世代のスタンダードとして少々早すぎるきらいはあるが、200円前後の株価水準ならばとの考えもあり、ゆっくり、時間をかけつつ上値を追う展開を想定する。

◆また、精密小型モーターの日サーボ(6585・東2)が、10円高の959円と3日続伸し、大納会を終えた。同社は日立(6501)系から会社再建者として著名な永守重信社長率いる日本電産(6594)傘下入りしたのは今年4月。日電産改革の結果、なんと07年9月中間期にはさっそく3期ぶりに連結営業損益の黒字転換を達成してしまった!通期営業損益は10億円の黒字見通しだ。昨年末199円だった株価が、今月13日には5.3倍の1049円まで買われたのも当然といえる。サーボもやはり、新年前半の注目株としウォッチングしたい。

PR : リアルタイムで「買い信号」点灯銘柄をスクリーニング。


魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

愛用のチャートソフトはSTOCK BOARD

リアルタイムチャート

スクリーニング
STOCK BOARD
2週間お試し受付中!
メールマガジン

アナリストレポート「魁」など有力銘柄情報を配信〜トレーダーナビ

   

メルマガバックナンバー

powered by まぐまぐトップページへ