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2009/08/21

◆8月第3週末の東京市場で、日経平均は145円安の1万238円と反落。20日の米国株は3日続伸したものの、ラフッド米運輸長官が20日に、今月24日で自動車買い替え奨励策を終了すると発表したことに加え、円高が嫌気され、自動車株が下げを主導。精密機器、電気機器株など主力輸出株も下げた。また、中国株は続伸したものの、銀行の自己資本比率の厳格化を計画と伝わったことから、東京では、先行きの中国株を懸念した売りに押された。20日の米国市場では、米4−6月期住宅ローン返済遅延率が上昇し、失業保険申請件数が増加したことから、商品先物市場ではNY原油、金が反落し、銅先物は5日続落した。ただ、NY株式市場は、AIGが公的資金返済方針を表明したことなど「いいとこ取り」で買いが先行した。悪いことは見ないでいいとこ取りして株価が上昇するのは、現在の日本市場と逆の姿勢。まだ、ブル(強気)気分が勝っている結果であろう。■日経平均は6週間ぶりに週足陰線となった。30日(日)の衆議院議員選挙では、朝日、日本経済新聞が相次ぎ、「民主党は圧勝の勢い、300議席超が当選圏・・」と報じた。が、日本の明日は見えてこない。海外投資家は、株式指数先物と為替を組み合わせて日本売りを仕掛けているとの声も聞かれるが、真相は不明。ただ、日経平均は軟調ではあるが、テクニカル面では、決定的な場面には至っていない。週明けは、10日の安値1万181円、心理的なマジノ線1万円大台攻防に注目したい。

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◆電気機器は苦戦が続くが、日電産(6594)は20円安の6750円と小反落にとどまり、7月31日の年初来高値7000円からのかい離幅は少ない。海外勢の売りを浴びて昨年12月安値3130円まで下げた後、6週移動平均線、13週線沿いの上昇基調が続いている。7000円が昨年9月の下落開始時の水準だけに、売りも出やすくなっているはずだが、全面安商状時に26週線に接近したところや、引き続き、13週線沿いのトレンドを刻む場合は打診買いしたい。前期第4四半期始動のWPR(利益率倍増)プロジェクト効果は6月ころから表れ始めたという。HDD用モーター、精密小型モーター好調を背景の好調さに、株価の値幅調整が重なれば、願ったりだが・・。

◆介護株の星取表は5勝4敗。主戦のニチイ学館(9792)は1090円の年初来高値寄り付きも終ってみれば3円安。利益確定売りに押された。ただ、4ケタ固めを2カ月弱した後だけに、ここから4ケタを大きく割り込むようでは、先行き見込み薄。■この日は、前日に下値待望と記したメッセージ(2400)が大幅反発してしまった。三菱UFJ証が20日付けで新規に投資判断「2」(やや強気)、目標株価20万円としカバレッジを開始したことが買いを集めたのだ。一時2万3800円高の17万8000円まで上げ幅を拡大し、7月21日に付けた年初来高値17万8700円に急接近した場面もあった。三菱UFJが指摘するように、介護付き有料老人ホームなど特定施設に対する新規開設を抑制する「総量規制」の緩和は遠くなく、実質緩和状態といわれ、業容拡大が続くとみてよい。できれば、26週線まで整理が進めば願ったりだったのだが。それだけ相場が強いというべきか。■東芝プラント(1983)、日ガイシ(5333)なども引き続き買い場を探したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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