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2006/01/26

◆ソニー(6758)が26日、2006年3月期第3四半期決算と同時に通期連結業績予想の増額修正を発表した。通期連結純損益を従来予想の100億円の赤字から一転、700億円の黒字(前期は1638億円の黒字)に修正。売上高は従来予想を1500億円上回る前期比3.3%増の7兆4000億円に引き上げた。第3四半期(05年10〜12月期)連結決算は売上高、純利益とも四半期ベースで過去最高を更新した。液晶テレビの新シリーズ「BRAVIA」やビデオカメラなどを中心とする主力かつ「再生の鍵」を握るエレクトロニクス事業は、売上高が前年同期比4.7%増の1兆5958億円、営業利益は56%増の789億円だった。本欄は、昨春からソニーを<市場体温計候補>としてきたが、どうやら「候補」を外す時がきたようだ。「BRAVIA」の好調が持続するかが課題だが・・。これまで、液晶テレビの核となる液晶パネルを韓国・サムスン電子と共同(パネルをサムスンが、回路などAV技術をソニーが)開発してきたが、きょう付けの日経新聞は、「ソニーはサムスンと共同で液晶パネル第2工場を新設。2007年中の稼働を目指す。総投資額は3000億円」と報じた。薄型テレビ、HDD付きDVDの2大デジタル家電は上位1〜3社のみ生存可能の激戦地区となりつつあるなか、トップ集団を走る各社は生産能力増強にのめりこみ、勝ち残るしかない。ソニーが復活となれば、液晶テレビトップのシャープ(6753)が選択した自社亀山工場でのパネル生産とソニー・サムスン共同開発型のどちらが競争優位となるかが注目される。また、松下が全力投球中のプラズマテレビとの激しい競争もある。ソニーの好決算は復活に向けての予選が終了し、ようやくスタート台に立ったに過ぎない。が、ここは6000円台を目指し買うしかない!■パネル競争も激しい。有機EL(エレクトロルミネッセンス)は後方に下がったが、キヤノン(7751)が提唱するSED(表面電界ディスプレイ)が前面に出ようとしている。そして、いずれにしても生産能力増産で、<うけにいるのは世界に2社しかないといわれる薄型テレビ向け大型ガラス生産メーカーの電気硝子(5214)と旭硝子(5201)>だ。◎電気硝子は浜松ホト(6965)やイビデン(4062)などとともに04年の本欄で、エレクトロニクス関連で買い推奨した数少ない銘柄のひとつだった(浜松ホトは現在も本欄中長期推奨株のひとつ)。今年1月には昨年1月の株式分割権利付き高値を更新し、ITバブル期の2000年高値3310円を突破。残るはバブル期の90年1月に付けた市場最高値3900円だが、調整をはさみつつこれを取りにいく相場が見られそうだ。

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◆好チャート株では本欄に思惑株として何度となく紹介してきた◎日バルカー(7995)に注目。先週の暴落時も13週移動平均線及び26週線が下支えし反発。10日につけた448円の昨年来高値をうかがう構えにある。もちろん来3月期にかけての好業績見通しが背景にある。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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