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2012/03/15

◆日経平均は15日、前日比72円高の1万123円と3日続伸した。14日に6日続伸したNYダウは、昨年7月21日に付けた昨夏暴落直前の高値を今年1月23日にクリア済みだったが、日経平均は2カ月弱遅れて昨年7月の壁にほぼ到達。昨年7月22日の終値高値1万132円に肉薄した(取引時間中ではこの日一時上回った)!■米国では、欧州財務危機がいったん退いたこと、米景気・企業業績の好調、市場の一段の金融緩和催促には応えていないものの金融緩和策を継続していることが株式市場に買い世界のホットマネーを呼び込んでいる。

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◆東京では、日銀の2月の金融緩和発表以降、(この日、円は一時1ドル=84円台に6日続落)円安が進んでいることから、輸出関連企業の採算好転期待を追い風に、ようやく、昨年7月の上壁にたどりついたところだ。今12年3月期決算の厳しさはここまでの相場で織り込み済みであり、来期は経常大幅増益に転じると期待されていることが買い方を鼓舞する!?■もっとも、日本だけでなく、ドイツのDAX指数は14日にようやく7000ポイントを回復、これから、昨年7月の壁に挑むところであり、上海総合指数は09年8月高値を頂点に長期低迷相場期入り、今年1月の安値からでも11%戻した水準であえいでいる。しかし、世界の機関投資家が運用の指標としてい米S&P500種指数は2月に、昨年7月の壁だけでなく、5月高値1370ポイントもクリア済みであり、リーマン・ショック前の08年6月以来の高値をつけており、まさに米国ひとり勝ち!といった感がある。■日本株は、米国市場との比較出遅れ感が海外投資家の買いを誘っているのであって、バブル天井の1989年末以降、日経平均は22年強が過ぎた今も「長期下落基調」から抜け出せていない。テクニカル面から「反転相場の第1歩を踏み出した」というには、第1に、10年4月戻り高値1万1408円をクリアする必要がある。そうすれば、08年10月安値6994円を大底とし、昨年11月安値8135円を二番底とした上昇第1波動入りが確認されたことになるからだ。(注・終値足で語っていかねばならないのだが、「日足」で過去に遡りきれないことから、ザラバ足を使用した)

◆輸出関連で当欄注目株のひとつ、検体検査機器大手のシスメックス(6869)がこの日、円安を追い風に上げ幅を拡大、連日で株式分割落ち後高値を更新した。世界150カ国以上で事業展開するが、先に発表済みの12年3月期第3四半期累計決算で、海外売上高は前年同期比10.5%増の697億円に拡大。海外売上高比率は71.9%となった。主力の検体検査機器及び検体検査試薬の売上が伸張、大幅な円高はあったが好調に推移した。国内部門では大規模医療機関の設備投資が底堅く推移しており、大型案件の受注も好調だった。1月の株式分割落ち後安値2387円から30%上げた後だけに、当面は買い場を探すためのウォッチングを続けよう。●また、大塚HD(4578)は2364円と2日ぶりに分割落ち後高値を更新した。1日に2300円台乗せし、2200円台にあった上場来の上値関門をクリアした。全体相場が瞬間的に下げるとなると、利益確定売りが出やすくなるが、連続経常益2ケタ増で過去最高更新見通しかつ予想PER14倍台だ。調整相場があれば歓迎したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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