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2011/12/01

◆12月、師走相場入りの日経平均は前日比162円高の8597円と急反騰。11月14日以来の高値水準となり、目先相場を占う25日移動平均線を15日ぶりに上回った。30日に中国が3年ぶりの金融緩和(預金準備率の引き下げ)を発表し、日米欧6中央銀行がドル資金供給策で協調支援すると発表したことがサプライズとなった。■30日の欧州株が3〜4%の大幅反騰。米国では11月民間雇用統計が市場予想を大きく上回って増加。2日発表予定の雇用統計への期待感が高まったことも重なりNYダウが今年最大の490ドル高するなど米株は4%超の大幅高で3日続伸した。アジア市場もまた2〜5%高の大幅高と買いの輪がつながった。もちろん、「欧州各国の債務不安を根本的に解消するには時間が必要」だ。が、今回のサプライズだけでも、いったん、11月にかけての悲観相場に対する反動高場面があっても不思議はない。また、8日には欧州中央銀行(ECB)理事会が、9日にはEU首脳会議が開催される。ここで欧州債務危機への対処がどこまで真剣なのか、どうが判明する?ドイツは相変わらず従来の頑なな姿勢を続けてひんしゅくを買うのか、姿勢を若干でも改めるだけでも市場は買いの手を振るが、さて。

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◆それにしても、予想外のサプライズに海外株急騰があったにしては、日本株の戻りは小幅すぎる。11月相場が薄商いかつ急ピッチの下げとなった分、過度の悲観から開放され、戻り待ちの売りもそれほど膨らまない筈なのだが・・。それとも、次第にエンジンが暖まっていき、上昇ピッチが急となる?前号で記したように、日本の電気、自動車産業はキャッチアップしてきた海外新興国勢との競争が一段と厳しくなっている。が、あした一気にダメになるという訳ではない(もっとも、投資家は徐々に離れていき、いつの間にか数が見えなくなっていくものだが・・)。

◆幸い、日本株相場にとっての羅針盤であり、エンジンでもある?米株は、NYダウが30日に490ドル高したことで一気に長期相場を占う200日移動平均線を回復。週間ベースでも50週線を一気にクリアした。反動安はあっても、2日発表の雇用統計次第で、240ドル上にある10月27日の戻り高値1万2284ドルをクリアする可能性が高まる。また、中国が金融緩和に転じたことは、工場自動化関連のファナック(6954)やナブテスコ(6268)、ハーモニック(6324)、建設機械のコマツ(6301)など中国関連と位置付けられている銘柄のリバウンドは期待できよう。海運、鉄鋼が買われたのも中国関連としてである。大幅安した輸出関連株でリバウンドを狙うなら●タイ洪水被害はあったが、ただでは起きない日本電産(6594)か。10月安値5660円から反転、きょう、200日線をクリアした。7月下旬以来3カ月ぶりのことだ。

◆内需関連は一息ついても、幸い、マクドナルド(2702)はこの日2093円と11月1日の直近高値を更新した。出来高も上昇相場でも同社としては珍しく25万株を超えた。次は5月31日の年初来高値2117円だ。幸い、9日前後に発表される11月度既存店売上高は、これまで記してきたように、前年同月がマイナス1.4%であり、その分、上に持ち上がるはず。先に発表した10月度は前期が5.1%増とゲタが高かったものの、1.5%増とプラスだったのだから・・。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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