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2010/04/20

◆日経平均は前日比8円安の1万900円と小幅ながら3日続落したが、TOPIXは1ポイント高の972と3日ぶりに小幅高に転じた。19日、ギリシャ懸念からドルが上昇し、NY金先物、原油先物とも続落した。しかし、シティグループ決算好調や米証券取引委員会によるゴールドマン・サックス提訴に反対意見があったことから、NYダウは金融機関への波及は限定的との見方が広がり上げに転じた。この流れに乗り、アジア株式市場でも金融引き締め懸念が燻る中国上海総合指数が小安かった以外はそろって上昇。東京外為市場では円安に振れ自動車株が上げ、前日に売られた内需株も買い戻し人気となり、日経平均指数採用銘柄は値上り数が半数を超えた。ただ、指数寄与率の高いファナック(6954)やコマツ(6301)など建機株、牧野フ(6315)など工作機械株が中国の金融引き締め懸念を背景に下落し、商社株など素材・資源関連株の下げが大きく、日経平均は小幅ながら続落した。テクニカル面からは、「次の、上昇を目指して順調に調整局面が続いている」と読める。

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◆昨年5月以来ほとんど相場がなかったことが最大の好材料といえる日立(6501)が392円まで上げ3日連続年初来高値を更新した。昨年5月高値404円突破となれば、いったん調整場面があったとしても、上値を攻めていく相場展開が予想される。筆者にはチャート以外に魅力はない銘柄だが、出来高1.2億株はこの日の1部市場トップ。前週、週足ベースの一目均衡表で「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限を上抜き、今週はプラスかい離を拡大している。404円の上にはきょう現在413円にある24カ月移動平均線が上値関門として残っているだけ。株価上昇に伴い好材料出現なら、テクニカル面はさらに良化する?

◆先に紹介の川重(7012)はわずかながら年初来高値を更新した。世界の高速鉄道整備関連株というテーマ性は十分なのだが、収益性で劣っているうえ、短期相場には不向きな「業績アップには時間が必要」という限定条件が付いていること。52週移動平均線沿いの上昇基調を刻みつつ上値を試す動きが期待できそうだという、テクニカル面で魅力的な間は強気で臨むという姿勢をとるべきか。

◆先に、介護関連銘柄としてメッセージ(2400)などを買い推奨していた時、介護最大手のニチイ学館(9792)が相場をリードしてくれれば、介護関連株の上げっぷりはもっとよくなるはずなのにと悔しかった。そのニチイ学館がきょう56円高の891円まで上げ、881円にある52週移動平均線を上抜き、一時、200日線にあと2円と迫る場面があった。同社株が昨秋来、上に吹っ切れなかったのは52週線、200日線が上値をしっかりと押さえ込んできたからにほかならない。ならば、両線をクリアしてしまえば、これまで溜まってきた上昇エネルギーを一気に発散する急騰劇を期待しても良い!?その時、メッセージを売って、ニチイ学館に乗り換えるのか、ニチイ学館とともにメッセージもさらに上昇基調を続けるのか?注目したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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