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2011/04/06

◆株安、円安、債券安のトリプル安と日本売り・・。日経平均は、前日比31円安の9584円と続落、TOPIXは4日続落した。6日付けの日経新聞朝刊は「計画停電、月内に原則廃止。経済産業省の今夏の電力需給対策安が明らかになった」と伝えた。まずはひと安心?夏場のピーク時の電力需要抑制に、東電(9501)管内の大口事業者の利用を25〜30%削減する・・と伝えた。原発事故の収束は全く見えてこない、今夏の大口電力利用者の需要抑制が日本経済への暗い影となる、との懸念は、3月15日の暴落と直近の第2の下げで相当株価に織り込まれたともいえなくも無い、しかし、日経平均、TOPIXとも200日移動平均線や52週線、あるいは6カ月〜24カ月線のどれか1本をまずクリアする必要がある。その時がいつなのか、どういった理由なのかを期待しつつ待つしかない・・か。そして、自分得意の銘柄を掘り起こしていくしかないか!■5日のNY市場で円は対ドルで84円台後半と昨年9月以来ほぼ半年ぶり安値に売られた。東京外為市場では4日続落で85円台に下げ、対ユーロでは9日続落し121円60銭台に下げた。前号紹介のシマノ(7309)は、大引けでは10円高にしぼんだものの、前日に適わなかった1月の年初来高値を更新した。しかし、前日に続いて輸出関連株は下げた・・。3月17日に一時1ドル=76円台の円戦後高値を見た後の急落だけに、「悪い円安」の始まりでなければ良いが・・!

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◆阪神大震災時の経済・株価復調は、東日本大震災と津波により被災した福島第1原発の原子炉の安全な冷却や沈静化の見通しが立っていないことで参考にできない。それでも、遅れはしても、そして、良し悪しはあっても「復興へのグランドデザイン」がやがて発表され、順次、復興への歩みが始まる。すでに、株式市場では、震災復興関連株として建設セクターをはじめとした第一段の相場があった。■あとは、東電の相場の落ち着きを待ちたいところだ。この日は出来高を3億株に乗せ前日の過去最高出来高を更新した。同社の上位株主は生保、銀行、海外ファンド、国内投信など。3位に東京都、6位東電持ち株会・・。取引にかかわる持ち株は乏しく、大半が投資目的だ。原発事故発生とあらば、海外ファンドなどは見切らざるを得ない・・?

◆こんな状況下とあって紹介銘柄に困った。そんな時は「休むも相場」が基本。だが、新中型旅客機「ボーイング787」関連で、炭素繊維を納入している東レ(3402)はどうか。3月末戻り高値後は、地合い悪化もあってジリ安展開となっている。二番底も確認できていない。しかし、全般相場と比較し頑強だともいえる。●同様に、金属チタンを提供する大阪チタ(5726)、邦チタ(5727)は、きょうの下げで失速懸念が強まった。が、3銘柄あわせて引き続きウォッチングは継続しよう。●前号紹介で出来高薄のシグマ光機(7713)も省電力のLED(発光ダイオード)関連として、しばらく様子をうかがいたい。●筆者年間注目株のマクドナルド(2702)は毎月10日前後に月次IRニュースが発表される。明日7日に3月度の既存店売上高が判明しても不思議ない。今回は震災の影響がどのくらい響いているのかが注目点であり、売り直される可能性がある。株価は3月31日から2000円台にぎりぎり踏みとどまっているが・・。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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