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2012/03/08

◆「禍福はあざなえる縄の如し」と言うことわざとは違うが、マーケットはギリシャ債務問題に絡んだ右往左往がいっこうに終りそうにない。まるで「悪いカードを引いてしまった」、「いや俺にはツキが回ってきた」といった格好の丁半博打的日々が続いている。分かっていることは、ギリシャ債務問題は一つヤマを超えたとしても安心するのはまだ早いということだ。

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◆日経平均は前日比192円高の9768円と4日ぶりに大幅反発。ギリシャ債務減免交渉に楽観的な見方が広がり、8日の締め切り時にはけりが付くとの見方が広がったのだ。米国では、2月の米ADP雇用統計が好調で、9日発表の雇用統計への期待も高まりNYダウは4日振りに急反発した。ブラジルが政策金利を市場予想幅以上に引き下げ、インフレ率が低下した中国でも金融緩和が話題の中心になる日は遠くないとの見方・・。いずれの国も、景気落ち込み回避のために金融緩和策をとり、過剰流動性がマーケットを刺激する格好となっている。08年のリーマン・ショック後、各国が採った政策の焼き直しだ。

◆東京では、朝方に発表された1月の経常収支が輸出の減少により過去最大級の赤字となった。が、円安に振れたことから、金融、輸出関連、素材・資源関連セクター・・など景気敏感セクターから買いが広がった。こうなれば、当欄で紹介してきた内需関連セクターは、景気敏感株への乗り換えのため売却の対象となる可能性が高い。まして、NYダウが再度1万3000ドル台を付けた時には!

◆そんな状況下、この日、日マクドナルド(2702)が発表した2月度既存店売上高は前年同月比1.2%減と6カ月ぶりのマイナスだった。対象月の昨年2月既存店売上高が4.3%増とそれほど大きな伸びでなかっただけに意外感があった。1月度も前年1月が2.2%増と小幅だったにもかかわらず1.3%増にとどまっており、連続で、当欄想定の伸びを下回ったのは?昨年11月、12月の積極営業姿勢の反動か?株価は3日ぶり反発も、5日に昨年12月の昨年来高値を更新したことで達成感が広がっているわけではないとみる。が・・、それとも2100円台が厚い上値関門となる?

◆一方、コスモス薬品(3349)は3970円を付け、今年大発会高値4090円に迫る。06年2月に4170円をつけて以来の戻り高値をうかがっている。が、まず、昨年3度挑戦して阻まれた4000円とび台の壁クリアが成功するかがポイント。●また、NTT都市(8933)は2月戻り高値6.74万円から一服も長期線はクリア済み。2月都心オフィス空室率が低下したことが不動産関連株を下支えする。●ならば、東急(9005)は、ここ3日間の日足は戻り高値圏で十字足を連続で引く見たくない格好だったが、きょう、陽線足で09年10月以来の高値を付けた。過剰流動性相場なら出番ある!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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