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2011/06/23

◆この日夕方に時事通信が配信した記事の中に、「証券界、節電モードへ、照明や株価表示画面も消灯」というのがあった。「東京電力と東北電力管内で15%の節電を求める電力需給対策が7月1日から始まり、証券界はオフィスで使用する電気の節約を強化する」というもの。東証は株式市場の象徴的存在である株価表示画面を部分的に消すと伝えている。筆者が老いたはずだ。1960年代最後の年にいわゆる地場証券に入社した。先輩はチョークと黒板消しを手に短波放送から刻々流れてくる株価をヘッドホーンで聞き、大引けまでひたすら株価ボードに書いては消し書いては消す。そんな毎日かと覚悟した。しかし、まごつき回る新人を養うよりも、ベテランに任せないと外務員さんの機嫌を損ねると、すぐに、市場内での場立ちに配置転換。旧市場館も株価表示はチョークと黒板消しの世界だった。やがて、手サインで注文を執行し、売買が成立すれば、場電(会社からの注文を聞き、成立した商いの内容を会社に報告する責任者)に手サインで報告する日々が始まった。ガラス天井の旧市場館はいかにも雰囲気があり牧歌的だった。なにしろ、社内では電気がらみの品といえば蛍光灯・電球、ラジオのみ、それに、電話が今風といった時代。計算はといえば電卓は高くて買えない。もっぱらソロバンの時代だった。市場では名前はあっても無いにひとしく、もっぱら屋号で呼びかけあったもの。そして、注文はその日の人気銘柄だと体力勝負で棒倒し合戦風となる。非力な筆者には苦手で、先輩に頼むほかは、もう少しで板寄せになりそうだから待った。そして、3年目に株式情報部に移動。実に長い調査情報畑の生活がはじまった。今や、東証昨年1月から稼働させた株式売買システム「アローヘッド」は5ミリ秒(1ミリ秒は1秒の千分の1)の注文応答時間、3ミリ秒の情報配信スピードを実現という。いやはや、なんとも遠くに来たものだ。

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◆東証・大証・名証3市場の売買高の70%弱は外国人投資家で占められて、個人投資家の出番なしの感がある。しかし、そんなに悲観する必要はない。値ザヤ稼ぎに明け暮れる必要はなく、投資だからだ。もっとも、当欄の直近は力及ばず芳しいものではないが・・。ここまで紹介してきた銘柄群の現状は厳しい。が、中長期上昇基調が崩れた場合は即売却すべきだが、例えば26週線・52週線を下値支持線とした上昇基調にある当欄紹介銘柄は持続、状況を見て買い増しもよしとする。

◆日経平均は前日比32円安の9596円と4日ぶりに反落した。21日のギリシャ政権信任に続き注目されたイベント、22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)は市場の想定範囲内の内容だった。来週28日にはギリシャの財政再建計画の議会採決を控えるものの、いったん、材料一巡感が広がり、利益確定売りや戻り待ちの売りが優勢となった。自動車関連株が3日続伸したものの、任天堂(7974)は東西で大幅続落し06年1月以来の安値。米系ファンドの売却報告が売りを誘ったという。3Dが期待外れとなり、「新Wii」も新たな魅力を生みそうに無いとの見方が嫌気された?●サイバー(4751)は続落したが、5月17日安値25.45万円及び25.9万円にある26週線が下値のポイントとなりそうだ。もっとも、中長期的には20万円台があっても不思議はないのだが・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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