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2011/03/30

◆日経平均は前日比249円高の9708円と3日ぶりに急反発し、東日本大震災の当日である11日以来の高値をつけた。29日の海外市場では、欧州中央銀行(ECB)が4月にも利上げするとの見方からユーロは対円、ドルで上げ、欧州株は総じて上昇した。また、米国株は金融緩和策が正常化に向かうとの観測から反発。長期金利が上昇し日米金利差が拡大するとみた円売りが広がり、円は主要通貨に対し下落した。東京外為市場でも円は1ドル=83円に急接近し5日続落、対ユーロでも4日続落した。加えて、企業が相次ぎ工場生産の再開や営業再開、あるいは再開予定を発表していることが後押し、輸出関連セクターが先導して引けにかけ上げ幅を拡大する展開となった。

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◆欧米は景気刺激策を解除、インフレに対応する程度に経済は回復しているとの見方だが、日本はといえば、デフレ経済が長引いたうえ、大震災後の処理と復興計画が見えないうえ、原発処理の厳しい状況と計画停電が経済と生活を覆う。

◆株価は、海外からの後押しや暴落後のリバウンド期間とあって、震災復興関連株や、円安進行を背景とした輸出企業の採算好転などを期待し上値を試す動きが続いている。が、きょう現在9818円にある200日移動平均線、9940円前後にある52週線や24カ月線までは、テクニカル面からリバウンドがあっても不思議はない。しかし、原発処理の行方や計画停電が今夏経済を縛りつける可能性があるなかでは、ここから先の上昇局面では、戻り売りを基本とするべきであろう。原発と計画停電が筆者をすっかり臆病つかせている。リバウンド後のシナリオがまだ描けないからだ。まして、あしたは、3月31日、年度末だ。4月1日以降も同じ相場感で対応してよいのか・・?

◆筆者注目のスクリン(7735)は三洋電とパナソニック電工がパナソニック(6752)に統合された後の代わりに新規に信用銘柄に採用されたことに後押しされ、3月15日安値554円からこの日の昨年来高値866円まで一気に飛んだ。3月25日現在の貸借倍率は0.93倍、売り長銘柄であり、需給の良さと業績好調が機関車だ。ただ、当欄では、需給相場が本格化するかもしれないが、あすは、様子見としたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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