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2012/09/05

◆ソニー(6758)が一時860円まで下げた。筆者が証券会社に入り、「場立ち」として東証の立会場に出入りし始めたのが1969年(昭和44年)夏だから、ソニーが800円台というか4ケタ未満だったのはその前年68年のことであり、筆者も知らない。そんな昔の株価に後退してしまったのだ。ソニー株で今も覚えているのは、筆者が買い注文を執行して、初めて、4000円か5000円を付けた時に市場内に拍手の輪が広がったことだ。また、80年代前半、米国で日本製品叩きが広がった頃、韓国に初めて出かけた。ソウル市内のデパートでは、ソニーのテレビが韓国製の倍以上の価格にも関わらず、人気は高く良く売れていた・・。それから、しばらくして、駒沢のマンション時代に、ソニー研究所に勤めていた人が住んでいた隣室でのクリスマス祝会の席で彼が「ソニーをそんなに褒めては駄目」だと言われたことは以前記したことがある。が、シャープ(6753)こんなに簡単に苦境を迎えるのか、企業もひとも一寸先は闇であり、あるいは、光であることに改めて驚かされた。

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◆さて、日経平均は前日比95円安の8679円と5日続落し、8月3日以来ほぼ1カ月ぶりの8700円割れで終了した。連休明け4日の米国市場が反落、8月ISM製造業景況指数や7月建設支出が市場予想に届かなかったうえ、中国の景気懸念と株価続落・連日安値更新も重なり、幅広く売りが先行。引けにかけて下げ幅を拡大していった。TOPIXも8.60ポイント安の718.09と5日続落した。全33業種中で31業種が下げ、医薬品、その他金融の2業種が上げたのみだ。値下がり上位には4%を超えて下げた海運や石油・石炭、素材、非鉄金属など資源・エネルギー関連が並び、電気機器、ガラス土石、機械、精密機器など輸出関連が続いた。どちらも景気敏感業種である。一方、内需関連業種は値下がり率下位にとどまった。

◆欧州景気、中国景気とも厳しく、米国もまた決して順調とはいえない景気状況にある。今週はイタリア、スペインなど南欧トップとドイツ、フランスのトップとの首脳会談が相次いで開催される予定だ。6日には欧州中央銀行(ECB)理事会があり、来週12日には最大の注目材料となるドイツ憲法裁判所が欧州金融安定ファシリティー(ESM)及び新財政協定の合憲性判断が予定されており、一段と様子見気分が強まっていく?

◆さて、この日、数少ない値上がり業種だった医薬品だが、当欄主戦の大塚HD(4578)は3月以来、2300〜2500円台での高値ボックス圏の動きが続いている。が、日足ベースでは2310円台にある200日移動平均線攻防が、週足ベースでは26週線を既に2週連続割り込んでおり、2260円台にある52週線が最後の砦となる。が、この時点で既に、2300円台の下値ラインを割り込んでおり、苦しい攻防戦になりそうだ。が、52週線割れとなれば残念ながらは撤退すべきであろう。●3000円台の上場来高値圏での攻防戦が続くWNIニュズ(4825)も2500〜2600円水準までの調整があっても不思議なく、むしろ、2600円前後で調整するようだとむしろ先行き相場が期待されることになろう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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