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2006/12/19

◆日経平均は13時22分過ぎから下げ幅を拡大。結局、186円安と7日ぶりに反落した。日経平均が11月27日の安値1万5615円から一本調子の上げで18日高値1万6993円まで後半は7連騰し大幅高していたうえ、前日、先物指数が1万7000ドルにタッチしたことで利益確定売りが出やすくなっていた。■しかも、会計に対する不信感が強まったことが嫌気材料。日興コーディア証(8603)が虚偽記載で有価証券報告書の訂正を発表。会計ルールの厳格化で企業の決算訂正が相次ぐなか、範となるべき証券会社の不正が明らかになった。しかも、日興側の説明はきわめて無責任な言い逃れの連発だったようだ。監理ポスト行きで、信用担保から除外する証券会社もあり、200円安の1219円ストップ安で比例配分となり88万株強の出来高となったが、なお、ストップ安ウリ気配で6119万株の売り物を残した。■また、第2の悪材料はタイ発。タイ中央銀行が18日、通貨バーツ高抑制策を発表し、証券取引所は日本時間13時29分から59分にかけての売買取引を停止した。すわ、アジア通貨危機時の再来とみた売りが広がり、タイSET指数は14.8%の大幅下落となった。そして、アジア・太平洋地区の主要株式市場17カ国・地域でこの日高かったのは中国とベとナム、バングラデシュの3カ国のみ。

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◆もっとも、90年代にあったアジア通貨危機と違って、危機は広がらないとの見方がある。また、前回の急騰時である9月25日安値から10月24日の戻り高値までの上昇率は8,9%。今回は11月27日安値1万5615円から前日高値1万6993円まで8.8%の上昇で前回並みの上昇率まで上げてきた。一息つくのは当然だが、押し幅は限定的であろう。

◆さて、ここまで新日鉄(5401)など鉄鋼株、トヨタ自(7203)など自動車株など主力株が全般を牽引した。また、本欄では三菱鉛筆(7976)が1700円台で売り解禁した後も上昇していったが、12日には1900円台に載せたのだから、調整入りは当然だ。しかし、一本調子の上げだったため、押し目買いは時期や株価水準面で設定水準が見つけにくい状況だ。●新興プラン(6379・2部)も下値950円水準でとどまり続けるならば、次の動きを買う場が与えられそうだ。●島津製(7701)については、1000円固めが続くなかで積極的に買い場を探したい。●また、長期株価は5倍高と本欄の強気に対し、5月高値以降失速してしまったイノテック(9880・ジャス)は今月「半年振りに月足陽線及び底入れ反発」が期待できる格好となってきた。新四季報の同社ページをぜひ一読していただきたい。今3月期に続く来期も連続大幅増収増益見通しにある!半導体テスターが絶好調だ。

◆主力株では、東芝(6502)に期待。同社グループで原発などエネルギー関連を手がける東芝プラシス(1983)は従来どおり「強気」を継続する。あと、5カ月連続月足陽線で1月の年初来高値更新目指す構えの東芝テック(6588)に注目して欲しい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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